「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」と併催されている「セントラルラリー2022」では、日本の伝説的なドライバーである、篠塚健次郎さんが参加している。
その篠塚健次郎氏が「日本自動車殿堂」で殿堂入りとなることが先週8日(火)に発表された。この「日本自動車殿堂」は「日本における自動車産業・学術・文化などの発展に寄与し、豊かな自動車社会の構築に貢献した人々の偉業を讃え、殿堂入りとして顕彰し、永く後世に伝承してゆくこと」を主な活動に、これまで本田宗一郎氏、豊田喜一郎氏といった人物を始め、歴史遺産車などを殿堂者としている。
「モータースポーツ発展に寄与した日本人初の国際ラリー総合優勝者」として、今回4名の殿堂者のひとりとして選出された篠塚建次郎氏はパリ・ダカール・ラリーとWRC(世界ラリー選手権)で日本人ドライバーとして初の総合優勝を成し遂げ、ラリー競技への認知度を高めるとともに、アフリカでの教育環境向上に尽力するなど、社会貢献活動も積極的に進めてきている。
篠塚選手は、「ラリーを始めて間もなく56年になります。これまでトロフィーはたくさん手にしてきましたが、賞と名の付くものには、ほぼ無縁でして…。レースの世界からだと大橋孝至さんや高橋国光さんといった、これまでレースの人で殿堂入りする人もいましたが、ラリーの世界ではいなくて、ラリーについても見ていただけたのかなと思うと、素晴らしいことだなと思います」とコメントしてくれた。
2018年11月20日に70歳の誕生日を迎えたのを機に「古希から喜寿へ」と題して、再びアフリカの大地へのチャレンジを始めている。現在も来年の3月に開催されるイベントに向けて準備を進めているという。ちなみにこの「2022日本自動車殿堂表彰式」は11月15日(火)に都内で開催予定。自動車殿堂のYoutubeチャンネルにて同時配信されるという。