「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」のDay3で「Okazaki City SSS」が日没後まで行われたが、そのラリーの興奮も冷めやらぬ中、この岡崎スーパーSSの会場では、打ち上げ花火が上がった。さらに「ギネス挑戦JC花火」というイベントも続いて行われた。
岡崎は三河花火発祥の地である。もともとは戦国時代の鉄砲・火術の進化がその元となる。各藩の鉄砲・火薬の製造を厳重に制約される中、硝石の採取、製造貯蔵などを江戸幕府発祥の地である三河のみに限定されたことから、稲富流砲術師範・稲富伊賀守直家をその祖とする稲富流火術は、稲留流煙火へと変わり、三河花火となっていったという歴史がある。
岡崎JC(一般社団法人岡崎青年会議所)が企画したこの世界記録樹立への挑戦は、岡崎で生産されている純国産「ドラゴン花火」を使用し、同時にいくつのドラゴン花火を楽しめるのか、の記録に挑戦をすることとなった。
岡崎スーパーSS が行われた乙川河川敷の約250m幅の区間の中に、4個を一組にしたドラゴン花火を並べ、一般公募に応じた参加者386人が、徳川家康生誕の1542年にちなみ、1542発のドラゴン花火同時点火した。この記録会には、ギネス公式認定員も現場で立ち会い、最終的に、記録が成立。無事にギネス世界記録に認定され、この場で「ギネス世界記録公式認定証」が贈呈された。