フォーラムエイト・ラリージャパン2022開催を前に、ラリー1のハイブリッド車両の救出訓練のための講習が行われた。
ラリー1以外の車両については、内燃機関のみを使用した車両であるので、これまでと救出の流れについては変わらないのだが、ラリー1の車両は全車ハイブリッド車となっており、事故が起きた際など高圧電流の発生する可能性があるため、新しい予防措置が講じられ、電源のシャットダウン、そして特別な絶縁シートや絶縁手袋などを装備してその対応を行わねばならない、ということになる。
車両にはフロントウインドウと左右のピラーにLED灯が装着されており、その点灯状態で車両の状態を確認できるようになっており、車両左リヤのプラグキーを抜かない限り電源が落ちないということなどのレクチャーがFIA担当者立ち合いのもとで、オフィシャルスタッフに対して行われた。そこで、諸注意が行われたのち、M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMの実車両を使っての訓練が行われた。
レースウィークに入り、オフィシャルスタッフもラリージャパンの安全な競技運営のための準備にも余念がない。