WRC第13戦のラリー・ジャパンを1週間後に控えた11月6日、愛知県の「Horoku Forest Road」を舞台にプライベートテストが開催。WRC2およびNATクラスに参戦するプライベーターを中心に計11台が集結し、3.88kmのワイディングロードで精力的にテストを行っていた。
テストに参加したのは、トクスポーツWRT2でシュコダ・ファビアEVOを駆るブルーノ・ブラシア/ガブリエル・モラレス組、シュコダ・ファビアを駆るカエタン・カエタノビッチ/マチェイ・シュシェパニャク組、ヒュンダイi20Nを駆るグレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ組、サンテロック・ジュニアチームでシトロエンC3を駆るジョーン・ジョンストン/アレクサンダー・キフラニ組、フォード・フィエスタMKⅡを駆るイーモン・ボーランド/MJ組、同じくフォード・フィエスタMKⅡを駆るルーク・アネア/アンドリュー・サンディス組など、WRC2を戦うレギュラーメンバーに加えて、ラリーチーム・アイセロでシュコダ・ファビアを駆るヘイッキ・コバライネン/北川紗衣組、スリーファイブ・モータースポーツでシュコダ・ファビアを駆る福永修/斎田美早子組、アライモータースポーツでシトロエンC3を駆る新井敏弘/田中直哉組、トヨタGAZOOレーシングでトヨタGRヤリスを駆る勝田範彦/木村裕介組、ウェルパインモータースポーツでプジョー208を駆る村田康介/梅本まどか組など、全日本ラリー選手権のメンバーが参加していた。
「2022年は全日本ラリー選手権でタイトルを獲得したけれど、WRCのステージは距離が長いし、FIAのコントロールタイヤを使用したりと、すべてが初めての経験なので、まずはしっかりと走りきりたい」とコバライネン選手が語れば、新井選手も「C3 Rally2は昔のWRカーよりも速いので難しいけれど、WRC2のメンバーといい勝負がしたい」と意気込みを語る。さらに勝田も「僕にとってもチームとってもホームイベントですが、全日本ラリー選手権と違ってポイントを意識しなくていいので、ラリー・ジャパンは楽しみたい」とのこと。
明日の11月7日にはレッキがスタートする予定で、いよいよラリー・ジャパンのラリーウィークが幕を開ける。