『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のOKAZAKI City SSS(11月12日のSS13およびSS14)を翌週に控えた岡崎市では、市内を練り歩く、武者、騎馬の行列、そして姫列が続き、美しい時代絵巻が展開される「第63回 家康行列」が開催された。
この家康行列は昨年、一昨年と開催中止となっている。また、例年、4月(徳川家康公が亡くなった4月17 日に近い日曜日)に開催されていたが、今回は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、延期となり、この秋の開催となった。
この家康行列に、ラリージャパンを開催地元から盛り上げようと、フォーラムエイト・ラリージャパン2022のPRとして、全25名、車両8台のラリージャパンPR 隊がこれに参加した。
市内にある伊賀八幡宮で出陣式を行い、午後2時にスタートした行列は1700m先の籠田公園まで約1時間半をかけて市内のメインストリートを練り歩いた。その行列は26隊列、約370名、馬8頭、人力車7台にラリーカーが加わり、隊列の中には演武もあるため、その行列は1000mにも及ぶ。ちなみに前回は約700名の参加となっていたので、規模としては縮小となるが、ラリーカーが並んだことで、車両の数は倍増している。
当日の岡崎市周辺は朝から好天に恵まれ、中根康浩岡崎市長はもちろん、大村秀章愛知県知事も来賓として出陣式およびこの家康行列に参加した。
このラリージャパンのPR隊として参加したのは、全日本ラリー選手権のJN1クラスに参戦している眞貝知志選手(ラリージャパンでは0カーを担当)。そして、この地元岡崎市出身で、全日本選手権のJN2クラスに参戦している山本悠太選手(ラリージャパンではナショナルクラスJRCar2クラスにトヨタ86で参戦予定)。さらにコ・ドライバーとして参戦(RC4クラスにプジョー208で参戦予定)する、ラリージャパンスペシャル応援団として、元SKE48の梅本まどかさんがラリージャパンPR号であるGRヤリスに同乗した。ちなみにこの家康行列には、眞貝選手は全日本ラリー選手権に勝田範彦選手が乗っていたTOYOTA Gazoo RacingのGRヤリスを、山本選手は同じく全日本ラリー選手権で使用していたK-oneレーシングチームのGR86で行列に参加した。
地元岡崎市の山本選手は「岡崎市の小学生は鼓笛隊でこの家康行列には参加してきているんですが、僕の時はちょうど雨が降ってしまって中止になってしまったんです。まさかこんな感じで家康行列に参加できるなんて夢みたいです。あの時とは打って変わって快晴の中での家康行列ですからね、リベンジできました」とこの行列参加を喜んでいた。