2022.11.04
いよいよ2022年FIA世界ラリー選手権第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」の開催が迫ってきた。そのサービスパークとして設定されている豊田スタジアムへは、本日からコンテナの搬入が始まった。
スタジアム東側のP1駐車場には、FIAおよびラリージャパン関係者、そしてチーム関係者が見守る中、午前8時ごろからトレーラー、そしてクレーン車がやってきて、次々と搬入業者によってコンテナが下ろされていった。このP1駐車場は、トヨタ、Hyundai、M‘Sport、そしてピレリのサービスが入ることになっている。このコンテナが所定の場所に下ろされると、各チームスタッフはコンテナサービスパーク設営のための部材を下ろし、準備を進めていく。
また、同時に豊田スタジアム内部でもラリージャパンに向けた準備が進んでいる。豊田スタジアム内部ではさまざまな搬入作業が行われ、車検を行う地下2階の駐車場では2基のリフトの設置作業なども進められており、こちらも午後には大まかな作業は終了した。
さらにトヨタのサービスの裏には水素タンクも搬入されてきていた。こちらは、トヨタMIRAIに搭載されている燃料電池システムを活用した定置式の燃料電池発電機を置き、トヨタのサービスの一部の電源を供給するもの。直接MIRAIから電源を供給したWRC第9戦イープル・ラリー・ベルギーや国内のスーパー耐久シリーズで行なわれたものをさらにブラッシュアップしたものとなる。
クルマの整備や保管を行うサービスの拠点となるこの豊田スタジアムのサービスパークは、11月10日(木)・11日(金)・12日(土)・13日(日)にオープンとなる。セレモニアルスタート&フィニッシュと表彰式会場となるが、それ以外にもサービスパークには物販・展示・飲食ブースが並ぶほか、スタジアム内の大型ビジョンではSS走行をライブ放映も行われる。