
大会がスタートする前日となる、そして日の2日間にわたって「メディカルブリーフィング」が開催となりました。何かあった際の救出を担うメディカルスタッフがそろって、実際にどのように救出するか、についての実地練習を行いました。


メディカルデレゲートのチェム・ボネバル医師と、日本側の医師団から西田広一郎医師、渡邊水樹医師、水谷敦史医師の3名がレクチャー。エマージェンシー(車両から救出・救命することを優先する救出)とコントロールドの2パターンの車外救出を座学と実技を実践。実際にヘルメットの取り扱いやハンスの外し方、車両のキルスイッチなどモータースポーツならではの対処から、首を固定して車外へ乗員を運び出す方法などの体験していました。





この救出訓練でドライバー役をやっていたのは、2025年の全日本ラリー選手権JN-2クラスの山田啓介選手のコ・ドライバーとしてチャンピオンを獲得している藤井俊樹選手と佐藤慧選手。「今日だけで10回以上も救出されました」と2人。
今回は、別時間に実際のRally1車両であるフォード・プーマRally1の55号車(ジョシュア・マクアーリン/オーン・トレイシー組)を使用して、救出訓練も行われました。万が一に備えて、このような準備と訓練が行われていて、競技が成り立っています。





























