2025年11月6日(木)から9日(日)の日程で愛知県・岐阜県で開催するFIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2025のエントリーリストが発表されましたのでお知らせします。
愛知県・岐阜県で4回目の開催となる今回は、世界各国から38台が集結し、総距離300kmを超えるスペシャルステージで熾烈なタイム争いを繰り広げます。
トップカテゴリーであるRally1カーは、TOYOTA GAZOO Racing WORLD RALLY TEAMが計5台のGRヤリスRally1を投入します。第11戦ラリー・チリ終了時点でポイントランキング首位の17号車セバスチャン・オジエ(フランス)/ヴァンサン・ランデ(フランス)、2位の33号車エルフィン・エバンス(イギリス)/スコット・マーティン(イギリス)を始め、3位の69号車カッレ・ロバンペラ(フィンランド)/ヨンネ・ハルットゥネン(フィンランド)がマニュファクチャラー登録で参戦する予定です。また、唯一の日本人ドライバーである18号車勝田貴元(日本)/アーロン・ジョンストン(アイルランド)、本年よりRally1レギュラードライバーとなった5号車サミ・パヤリ(フィンランド)/マルコ・サルミネン(フィンランド)の総勢5組がエントリーし、チームの母国日本での活躍を誓っています。
HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAMは、3台のi20 N Rally1を投入します。2022年のラリージャパン勝者であり、昨年のドライバー部門でワールドチャンピオンとなった1号車ティエリー・ヌービル(ベルギー)/マーティン・ヴィーデガ(ベルギー)を筆頭に、8号車のオィット・タナック(エストニア)/マルティン・ヤルヴェオヤ(エストニア)、16号車のアドリアン・フルモー(フランス)/アレクサンドル・コリア(フランス)がエントリーしています。
M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMは、2台のプーマRally1を投入します。13号車グレゴワール・ミュンスター(ルクセンブルグ)/ルイ・ルーカ(ヘルギー)、55号車ジョシュア・マクアーリン(アイルランド)/オーン・トレイシー(アイルランド)がエントリーしています。以上3チーム計10台がWRC第13戦日本ラウンドに臨みます。
計15台がエントリーしているRally2では、WRC2選手権で今季5勝を挙げ、既に第11戦ラリー・チリにてワールドチャンピオンが確定しているオリバー・ソルベルグ(スウェーデン)/エリオット・エドモンドソン(イギリス)、WRC2上位ランカーのヤン・ソランス(スペイン)/ロドリゴ・サンフアン(スペイン)がGRヤリス、ガス・グリーンスミス(イギリス)/ヨナス・アンデルソン(スウェーデン)、ニコライ・グリアジン(ブルガリア)/コンスタンティン・アレクサンドロフ(キルギス)がシュコダ・ファビアRSで出場します。さらに、本年のラリー・フィンランドでWRC2部門5位となったトヨタの育成プログラム生の山本雄紀もGRヤリスで母国ラウンドに挑みます。
また、全日本ラリー選手権で活躍しているクルーもWRC2にエントリーしています。2024年のJN1クラスのチャンピオンとなった新井大輝/立久井大輝(シュコダ・ファビアR5)は、昨年のラリージャパンでは多くの海外勢を抑えてWRC2部門3位入賞を果たしています。また、ヘイキ・コバライネン(フィンランド)/北川紗衣、勝田範彦/保井隆宏、奴田原文雄/東駿吾らがGRヤリスでエントリー。さらに、鎌田卓麻/松本優一、福永修/齊田美早子がシュコダ・ファビアRSで、今井聡/高橋芙悠がシトロエンC3で参戦する予定です。
このほか、Rally3に5台、RGTクラス、RC5に各1台、ナショナルクラスに6台がエントリーしており、各カテゴリー合計38台と16カ国76名のクルーが愛知県・岐阜県の山間部ステージ、スーパースペシャルステージを疾走します。