各チームも残りのステージ数から今後の展開を見据えた戦略ができています。
SS14ではトヨタ・オジエがステージウイン。SS3のステージ優勝以来の2回目ですが、Day2より確実に調子は上り坂になっています。「とてもクリーンで、グリップもいい。こんなにクリーンなステージはこのラリーで初めてかもしれない。このようにクリーンでグリップを信頼できるステージは、いつだって楽しいものだ」と路面、マシンともにコンディションは上々の様子。総合も3位につけています。
ステージ2位はヌービルです。ポイント獲得圏内に戻ってきたヌービルにとって、どこまでプッシュできるか勝負どころが続く展開になってきました。「じつは午前中の最終ステージからブレーキに苦労していて、ここでも。だけどポイント加算があるので7位を狙いますが、ブレーキに問題があると追いつけるかどうかわからない。このクルマに対する自信を失ってしまった」とマシンへの信頼度が下がっている様子。
ステージ3位に入った勝田貴元は「セブ(オジエ)はポジション的には問題ない。前方で何かあったときのために、少なくともエイドリアン(フルモー)の前にいなければならない。ステージはとてもいい。コンディションもいいし、もっと良くなる可能性はあるし楽しいよ」と、さらなる上位への期待がかかる勝田選手でした。
pos | Car.No | Driver/CO-Driver | STAGE Time | OVER ALL time | OVER ALL POSITION | DIFF |
1 | 17 | セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ | 7:32.6 | 2:24:07.9 | 3 | +2:12.2 |
2 | 11 | ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ | 7:32.6 | 2:29:40.3 | 8 | +7:44.6 |
3 | 18 | 勝田貴元/アーロン・ジョンストン | 7:35.0 | 2:24:15.9 | 5 | +2:20.2 |
4 | 8 | オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ | 7:36.2 | 2:21:55.7 | 1 | |
5 | 33 | エルフィン・エバンス/スコット・マーティン | 7:38.6 | 2:22:19.5 | 2 | +23.8 |
6 | 16 | エイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア | 7:38.8 | 2:24:15.7 | 4 | +2:20.0 |
7 | 13 | グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ | 7:42.6 | 2:24:55.8 | 6 | +3:00.1 |
8 | 20 | サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン | 8:04.6 | 2:30.12.0 | 9 | +8:16.3 |
9 | 21 | ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ | 8:05.5 | 2:28:44.3 | 7 | +6:48.6 |
10 | 25 | ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン | 8:08.4 | 2:31:56.0 | 12 | +10.00.3 |