舞台は愛知県から岐阜県恵那市および中津川市を舞台とする全長11.60kmのステージです。比較的道幅は広い峠道を経て根の上高原を通過します。その先はダウンヒルセクションとなって道幅の狭いツイスティなコーナーを下っていきフィニッシュします。
ステージ優勝は調子を取り戻したヌービルがステージを走りきり、7分40秒2という素晴らしいタイムをマークしました。
「今日の目標はポイント圏内に入ること。昨日はセットアップも何もできなかったし、プッシュすることもできなかった。明日はコンディションが少し違うかもしれない。明日に向けてプッシュし、今日から準備しておく必要がある」
そして勝田貴元もペースアップしてきています。「いいステージだし、路面も綺麗だからもう少し走れる。僕は僕らの戦略に従うだけで。セブ(オジエ)ができるだけ速く走ってくれることを願っている。もちろん、表彰台を獲得できればうれしいけれど、それは今週末の目標ではない。目標はチームを助けること、それだけです」とマニュファクチャラーを狙っているとはっきりコメントしています。
一方、勝田選手と3位争いを激しく行なっているM-SPORT FORDのエイドリアン・フルモーは勝田貴元から5.6秒遅れました。「タカの方が速かった?タカはよくやった。こういうステージは初めての経験。簡単ではないけれど、自分のペースには満足している。」
総合2位のトヨタ・エバンスは「他の選手たちのタイムを見る限り、僕にとってベストなステージではなかった。でも、すべてがうまくいっている感じだ。ただ、タイムが良くない」
そして総合トップを走り続けるタナックは「情報量が多いから慎重になるけど、何もないとわかっていても、その上を常に走るのは難しい。適応しようとするとあまりにも慎重すぎる」とやや慎重にいきすぎたことへのコメントを残しました。
そしてWRC2の新井大輝は、「朝の1本目は本当にトリッキーだった。パワーはいらないから、今は妥協している感じ。上りのセクションがあればトリッキーだけど、下りのセクションであれば飛ばせるよ」とややマシンスペックに劣りながら大健闘をしていました。
pos | Car.No | Driver/CO-Driver | STAGE Time | OVER ALL time | OVER ALL POSITION | DIFF |
1 | 11 | ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ | 7:40.2 | 1:53:50.4 | 12 | +7:40.3 |
2 | 17 | セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ | 7:41.4 | 1:48.25.1 | 5 | +2:15.0 |
3 | 18 | 勝田貴元/アーロン・ジョンストン | 7:41.5 | 1:48:11.2 | 3 | +2:01.1 |
4 | 33 | エルフィン・エバンス/スコット・マーティン | 7:43.6 | 1:46.26.4 | 2 | +16.3 |
5 | 8 | オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ | 7:45.2 | 1:46:10.1 | 1 | |
6 | 16 | エイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア | 7:47.1 | 1:48:11.6 | 4 | +2:01.5 |
7 | 9 | アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン | 7:48.4 | 2:38:40.5 | 26 | +52:30.4 |
8 | 13 | グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ | 7:49.9 | 1:48:52.2 | 6 | +2:42.1 |
9 | 21 | ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ | 8:11.5 | 1:50:58.2 | 7 | +4:48.1 |
10 | 31 | 新井大輝/松尾俊 | 8:13.3 | 1:53:12.6 | 9 | +7:02.5 |