Day3最初のSS10Mt.Kasagiは今大会初めて設定された全長16.47kmステージです。スタートは「恵那笠置山モーターパーク」から走り始め笠置山のワインディングへと続きます。
全体的に道幅が狭く各ドライバーからも「トリッキー」と表現されつつも、車速は速くテクニックと戦略を求められるコースです。
前日までマシンの不調でレーシングスピードで走行できなかったヒョンデのヌービルは「ようやくマシンが戻ってきたし、スピードも出てきた。今日はポイント圏内に戻ることがすべて。ここは本当にトリッキーで、すごく滑りやすかった。ベストを尽くしたけれど、場所によっては不意打ちを食らうこともあった」と。
前日、クラッシュを喫したミケルセンも走っていますが、「基本的には明日を待っている。プッシュしていればタイムを稼げるが、簡単に追いつかれてしまう。今日はあまりモチベーションが上がらなかった。いいドライビングを心がけているが、トリッキーなコンディションではミスを犯したくない」とややモチベーションが下がっている様子です。
そして勝田貴元は、ホームラリー・ヒーローの輝かしいスタートは、ステージがトリッキーになるにつれて消え去り、ステージ3位、総合6位のミュンスターのペースから10.8秒遅れてフィニッシュとなりました。「トリッキーなステージだった。今日も明日もいろいろなことが起こりうるので、このまま走り続けます」
そしてWRC2でタイムを伸ばしてきている新井大輝/松尾俊亮組は、WRC2で元F1スター、ヘイキ・コバライネンを寄せ付けない速さを見せています。
pos | Car.No | Driver/CO-Driver | STAGE Time | OVER ALL time | OVER ALL POSITION | DIFF |
1 | 33 | エルフィン・エバンス/スコット・マーティン | 12:04.3 | 1:38.42.8 | 2 | +17.9 |
2 | 8 | オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ | 12:07.3 | 1:38.24.9 | 1 | |
3 | 13 | グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ | 12:07.3 | 1:41:02.3 | 6 | +2:37.4 |
4 | 17 | セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ | 12:10.5 | 1:40:43.7 | 5 | +2:18.8 |
5 | 11 | ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ | 12:11.3 | 1:46:10.2 | 13 | +7:45.3 |
6 | 16 | エイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア | 12:13.0 | 1:40:24.5 | 3 | +1:59.6 |
7 | 18 | 勝田貴元/アーロン・ジョンストン | 12:18.1 | 1:40:29.7 | 4 | +2:04.8 |
8 | 9 | アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン | 12:36.5 | 2:30:52.1 | 17 | +52:27.2 |
9 | 31 | 新井大輝/松尾俊亮 | 12:44.3 | 1:44:59.3 | 9 | +6:34.4 |
10 | 21 | ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ | 12:45.5 | 1:42:46.7 | 7 | +4:21.8 |