今季新たに設定されたSS4/SS7のShinshiroは緩やかな中高速コーナーが多く、平均速度の高いステージになっています。さらにSS7ではスタートのディレイも影響し、日没が近づき、出走順によっては視界が厳しい状況にもなりました。
そうした中、トヨタのエバンスがステージ優勝しました。「視界はかなり悪くライトが必要になりそうなギリギリの状態だ」とコメントしていました。
総合トップのタナックは「ノーマルのヘッドライトは点いているが、他のライトがダウンして、森の中はよく見えない。今日の午後はトリッキーだった」とこちらも灯火系のトラブルがある様子でした。
また総合で勝田貴元と3位争いを繰り広げているM-Sport Ford World Rally Teamのエイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア組は、トップのエバンスから4.6秒遅れで4番手に入り、大きくタイムを落とした勝田貴元を交わして総合3位に順位を上げました。
その勝田貴元はトップエバンスから15.8秒遅れてしまい、ステージ6位、総合4位になりました。
チャンピオン争いをしているヌービルは「何も変わっていない。森の中は暗いが、私たちは速いペースで走れていないので問題ない。これ以上現時点でできることはない。完走して明日、何ができるかだ」とマシンのコンディションは戻らず、レーシングスピードに乗せることができないSSが続き、厳しい状況になっています。
pos | Car.No | Driver/CO-Driver | STAGE Time | OVER ALL time | OVER ALL Position | DIFF |
1 | 33 | エルフィン・エバンス/スコット・マーティン | 9:45.5 | 1:22:33.9 | 2 | +20.0 |
2 | 8 | オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ | 9:45.9 | 1:22:13.9 | 1 | |
3 | 17 | セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ | 9:48.5 | 1:24:29.3 | 5 | +2:15.4 |
4 | 16 | エイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア | 9:50.1 | 1:24:07.8 | 3 | +1:53.9 |
5 | 13 | グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ | 10.00.2 | 1:24:45.3 | 6 | +2:31.4 |
6 | 18 | 勝田貴元/アーロン・ジョンストン | 10.01.3 | 1:24:08.6 | 4 | +1:54.7 |
7 | 21 | ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ | 10:21.3 | 1:25:48.5 | 7 | +3:34.6 |
8 | 20 | サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン | 10:23.4 | 1:26:57.6 | 8 | +4:43.7 |
9 | 22 | カイエタン・カイエタノビッチ/マチェイ・シュチェパニャク | 10:29.3 | 1:30.39.1 | 18 | +8:25.2 |
10 | 23 | ヤン・ソランス/ロドリゴ・サンフアン | 10:30.6 | 1:28.10.4 | 12 | +5:56.5 |