7月17日(水)、ラリージャパン2024実行委員会は、本年11月21日(木)から24日(日)の日程で愛知県・岐阜県内で開催する「FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024」の大会概要を発表しました。
発表会は、ラリージャパンのサービスパークが設置される豊田スタジアムで行われました。11時から始まった発表会では、太田稔彦実行委員会会長、小坂喬峰実行委員会副会長をはじめ、ゲストにラリードライバーの新井敏弘選手、コ・ドライバーとして活躍する梅本まどか選手などが登壇いたしました。
太田会長は、「3年目となる今年のラリージャパンは、チャレンジングなスペシャルステージ(SS)を3つ追加し、観戦エリアも15か所設けます。また、昨年より実施している豊田スタジアムのスーパーSSは、これまで通り2台のラリーカーが同時スタートするデュアル方式で行われます。テーマの”ENJOY RALLY JAPAN”は、これまで通りです。多くの観客の皆様にお楽しみいただくため、豊田スタジアムの1階席は、値下げし9,000円から購入できる価格設定とさせていただきました。」と語りました。
新たに設定されるSSについては、小坂副会長が解説し、「恵那市内の笠置山SSは、ジムカーナコースである笠置山モーターパークを中心に山のステージへと続くコースです。また、三河湖SSは、昨年までのルートを逆走し、新たなルートを追加した新コースとなっています。熊野神社を背にしたラリーカーの走行シーンが見られることになります。また、この三河湖SSは、最終のパワーステージとなります。新城SSは、新たにルート設定したコースです。この3か所が新しい競技区間となりますが、岡崎SSSもレイアウトを変更したナイトステージとなり、昨年大会と雰囲気は大きく変わります。」 続いて、観戦チケットやホスピタリティ・プログラムの説明があり、本日初公開のキービジュアルが紹介されました。テーマは、「日本から世界へワクワクを」です。また、新たな施策として、3歳から中学生以下の子どもを無料で招待する企画が紹介されました。豊田スタジアムSSSは先着1万名、岡崎SSSには同1千名をご招待します。ただし、子どもだけでの入場は不可とし、有料チケットを持つ大人と同伴での観戦となります。その他のエンターテイメント企画としては、豊田スタジアム上空で行われる航空自衛隊のブルーインパルスのデモ飛行やフリースタイルモトクロス、アーティストによるライブなどが行われます。
ゲストドライバーの新井敏弘選手、コ・ドライバーの梅本まどか選手のトークショーでは、司会のピエール北川さんのリードで、ラリージャパンの車両規則やコースの特徴などについて解説。新井選手が、「ラリージャパンは過去2回ともリタイヤだったのですが、雨は降るわ落ち葉が多くて滑るわ、さらに雪もあってとっても厳しいラリーという印象です。」と語ると、梅本選手は、「コ・ドライバーの仕事はペースノートによる道案内だけではなく、各タイムコントロールまでの時間管理や燃費管理、場合によってはドライバーと二人でタイヤ交換するなど、やることが多いんですよ。でも新しいコースのお話を聞いて、とっても楽しみになりました。」と話しました。
東海地区5局のTV局アナウンサーが登壇し、応援ユニフォームの紹介、子ども無料招待、エンターテイメントコンテンツ、ラリージャパングッズ、ワールドグルメコーナーのPRメッセージを披露し、発表会は閉会となりました。