「ウエットタイヤに対する自信がなかったこともあって慎重な走りに徹したよ」と語りながらも、17日金曜のDay2をWRC2クラスの3番手でフィニッシュしていたヘイキ・コバライネン選手。
18日土曜のDay3でもSS9「額田の森SS」でクラス3番手タイム、SS10「三河湖SS」で4番手タイムをマークするなど速さを見せる走りを披露していたのだが、SS11/SS12「岡崎市SS」で予想外のハプニングが発生した。
「ハンドブレーキが効かなくて、ドーナツターンでタイムロスをしてしまったよ」と語るようにマシントラブルに苦戦。それでもSS13「額田の森SS」でクラス3番手タイムをマークしていたのだが、さらなるハプニングがコバライネン選手を襲う。
さらに「2速と3速がなくなってしまった」と語り、SS14「額田の森SS」でギアボックストラブルが発生し、ステージ上でストップしてしまった。スペアパーツを持っていないことから、そのままリタイアとなった。
コバライネン選手にとっては悔しいリザルトとなったが、「残念だけど、今年のラリージャパンはワークスチームのドライバーたちも“これまでに経験がないほど難しいラリー”といっているぐらいハードな戦いだったからね。経験豊富なドライバーが集うWRC2クラスでポディウム争いができたから、昨年の大会より大きなステップができたと思う」と語っていた。