ティエリー・ヌービルは、TOYOTA GAZOO Racing の本拠地で、木曜日の夜に行われたフォーラムエイト・ラリージャパンのオープニング・ステージで優勝し、トップに立った。
ヒョンデのi20 Nラリー1マシンは、豊田スタジアム内で行われたスーパースペシャルステージで圧倒的な強さを見せつけた。ヌービルが優勝し、チームメイトのエサペッカ・ラッピとダニ・ソルドがそれぞれ2位と4位を獲得した。
対照的に、トヨタ勢はタイトでテクニカルな開幕戦でリズムをつかむのに苦労し、勝田貴元がGRヤリスの最上位となる5位に入った。
ドライバーズ選手権でエルフィン・エバンスと2位争いを繰り広げるヌービルは、エサペッカ・ラッピを0.7秒差で抑え、M-SPORT FORD プーマを駆るオィット・タナックはヌービルより1.4秒遅れの3位となった。
シェイクダウンでもトップに立ったヌービルは、こう自信を見せた。 「僕らに問題はない。ただ楽しんで、もう1勝を狙うだけ。しかしレッキ中に見た路面コンディションを考えると、それは2週間前の中央ヨーロッパラリーよりもさらに難しいかもしれない」
勝田貴元は、2週間前に2度目のWRCタイトルを獲得したばかりの6位ロバンペラを抑えて5位でフィニッシュした。
M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMのエイドリアン・フルモーがこれに続き、トヨタデュオのセバスチャン・オジエとエルフィン・エバンスがトップから5秒近く離されて8位と9位となった。
オジエは改善の必要性を認めながら、「すぐに4秒以上ロスするのはあまりいいことではないが、そういうものだ。原因を確認する必要がある。それほどリスクは冒していなかったが、それでもタイムロスは大きい」
WRC2では、シュコダ・ファビアRSラリー2を駆るニコライ・グリアジンがトップ10入りを果たした。彼とポーランドのカイエタン・カイエタノヴィッチは今週のWRC2チャレンジャーのタイトルを争っており、カイエタンは2.2秒差でニコライを追っている。