
WRCフォーラムエイト・ラリージャパン2025のトヨタのサービステントでは、水素燃料電池車(FCEV)ミライのユニットを使用して給電しています。
トヨタのサービステントの横の一角に、トラックに搭載するユニットの水素タンク(バックアップ用に同容量の水素タンクがもう一組置かれています)とヤンマーとの共同開発の発電ユニット、そしてバッテリー式の発電機が並んでおり、ここで発電した電気を施設内に給電しているわけです。それぞれのユニットは、いずれもすでに各地で稼働しているものですが、ここではその組み合わせのバリエーションを増やして、実際に運用しているということです。




過去のラリージャパンでも同様に水素による発電で電力を供給していたのですが、2022年の時は全体の2割を賄っていた程度ですが、2023年に5割、2024年に7割とその比率を増やしてきており、今年は100%まかなえるという状況ではあったものの諸般の事情で90%の供給となったということです。半年後に迫った次回のラリージャパンではこのクリーンエネルギー100%で運用する予定だということです。
この場に置かれた水素タンクはFCEVであるミライの7台分のタンクとなるそうです。FCスタックはミライのものをそのまま使用。ここで発電した電気はバッテリー式の発電機3基を介してサービス各所に給電されています。
照明はもちろん、電動工具、さらにはキッチンスペースでのガス以外の調理器具にも使われているとのことです。また会場内で稼働しているFCフォークリフトの水素の供給も発電と同時に並行して行えるようになっています。

こんなところでもエコな取り組みが行われています。「いずれは大会全体でこの水素の活用ができれば」と担当者さんは語ってくれました。




























