WRCフォーラムエイト・ラリージャパン2025では、世界へ羽ばたこうとする若者たちが切磋琢磨していたりしますが、この一戦に挑戦を続けるベテランも数多くいます。その中でも最も年長者といえば、誰でしょう?
全日本ラリー選手権に参戦を続けているドライバーの中でも年長者といわれているのが、鷲尾俊一選手です。鷲尾選手は1950年1月2日生まれ、です。

鷲尾選手は1987年にRACラリーにいすゞジェミニで挑戦し、今回がWRC49戦目の挑戦となるそうです。ニュージーランド、サファリ、フィンランド、ポルトガル、マレーシアなど世界のラリーでの競技経験を持っています。中でもフィンランドやポルトガルがお気に入りで、今回の参戦車両でそれらの国々での挑戦も行ってきたということです。鷲尾選手にとっては、ラリージャパンの前に行われたセントラルラリーへの挑戦以来のラリージャパン参戦となります。
その最高齢争いに待ったをかけたのが、日下部保雄選手です。1979年にはマレーシアで海外ラリーでの日本人初優勝、1984年全日本ラリーAクラスチャンピオン獲得し、自動車評論家として活躍している日下部選手が、ラリー競技復帰し、今回のラリージャパン参戦となります。

ちなみに日下部選手が最後にラリーに出場していたのは36年前とのことで、当初とはラリー競技自体も大きく変化していてまさに “浦島太郎状態”だったようですが、レッキノートの作り方から練習をはじめ、ここまでに復帰2戦を経て、今回のラリージャパン2025への挑戦となります。
その日下部選手は1949年12月28日生まれ。なんと、まさかのわずか5日違いでありながら、それでも日下部選手のほうが最高齢争いで勝利となりました。
さて、若者にも注目していると思いますが、ぜひこの御長寿ラリードライバーの争いにも注目したいですね。




























