SS16を残したDay3終了間際の各ドライバーのコメントをお伝えします。
オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組/Hyundai Shell Mobis World Rally Teams 総合1位
「今朝のエルヴィン(エバンス)は絶好調だった。彼は素晴らしいステージをいくつかこなし、いい仕事をしていた。でも後半は、なぜか僕らが少し強くなった。そして今日の午後も、僕らに有利な展開になった」
「後ろから追い上げてくるのは難しいし、道路にはたくさんのサプライズがある。だから、常に最大限のプッシュをするのは簡単じゃない。でも今日はペースが良かった。プッシュする以外に選択肢はなかったんだ。超スロー&ツイスティで、あらゆるコンディションがあり、決してクリーンではない。チャンピオンシップはまだオープンなので、ベストを尽くす必要がある。トヨタはハードにプッシュしてくるので、今のところ息つく暇もないんだ」
エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組/Toyota GAZOO Racing World Rally Team 総合2位
「タイトでツイスティでもっと少し高いグリップが欲しいという状況は、何か間違ったことをしているか、何かが機能していないかのどちらかだ。だからそれが何なのか、はっきりさせる必要がある。明らかに苦戦しているところは感じている。だけどタイムが示すほど悪い感じはしない。タイトでツイスティな場所でクルマを回すのに苦労しているのは確かだけど、リスクとプッシュのレベルを考えれば、普通はこんなに悪いタイムにはならないはずだ。もちろん、今日の問題を解決して、明日は強い1日になるよう努力する」
ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組/Hyundai Shell Mobis World Rally Teams 総合7位
「ギャップとやるべきことを計算し続け、そのポジションを獲得するためには最後までプッシュしなければならないことは判っている。僕は失うものが多く、他のドライバーは得るものが多い。だからリスクを管理するのは難しかったと思う。明らかにトリッキーなセクションでは、フィーリングがあまり良くなくて少しスピードが落ちた。でも全体的には、今日のオィット(タナック)のペースと同じで、10分の1しか変わらなかった。今日はできることをやったし、自分たちが何をしなければならないかもわかっている」
セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組/Toyota GAZOO Racing World Rally Team 総合3位
「ポジティブな1日だったと思う。今日は最速で3つのステージを制した。昨日のダメージはどうしようもなかったから、今日はできる限りダメージを抑え、チームのためにできるだけ多くのポイントを獲得した。今日は十分な挽回ができなかったので理想的な結果とは言えないが、まだ可能性はある。チャンピオンシップの最終日まで、争うポジションにいる、それが重要なんだ。これはラリーだから、1日の間に何が起こるかわからない。今年は日曜日にいろいろなことが起こっている。最後の数ステージでプッシュして、何が起こるか見なければならない。ファンはバトルを見たいし、最後の瞬間までサスペンスを楽しみたい」
勝田貴元/アーロン・ジョンストン組/Toyota GAZOO Racing World Rally Team 総合5位
今の状況は良くも悪くもない状態で、明日も難しいステージが残っているから諦めるつもりはないです。簡単な日曜日にはならないと思う。だから自分たちにできることを精一杯やるだけです。これだけたくさんのファンが集まってくれたので、思い切って走りたい気持ちはあります」
今年は難しいシーズンで、ここまでサポートしてくれたチームのためにも、チームの仕事にもプライオリティを持って仕事したいと思っています。少しでも良い走りは見せたいと思います。こうやってうまくいかないときにこそ、たくさんの応援は力になる。元気も出る。また頑張ろうと思える。感謝。だからこそ最後までしっかり走りたい。
ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ組 WRC2 クラス1位総合8位
「ああ、ここまでの主な仕事はできたと思う。パヤリとの差を大きく広げることができた。明日は落ち着いていなければならない。パヤリを引きつけて、ミスをしないようにしないと。気分はとてもいい。だからこれからのSS16豊田スタジアムのステージが楽しみ」
「ロードセクションでは、特にたくさんのイニシャルDファンが来てくれた。スタートを待っているときにも、頭文字Dのアニメの曲をかけてくれている人がいて、みんなで一緒に聞いてたよ」
サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン組/PRINTSPORT WRC2 2位総合9位
「昨日の朝から、かなりコントロールできています。昨日はパンクしてしまい残念でしたが、その後はトラブルもなく、安定したスピードで走れ、コントロールできています。過去にも似たような状況に陥ったことがあるから、これが初めてというわけではありません。だから、まだ終わっていないと、なんとなく思っています」