自動車評論家でもある国沢光宏選手は、ルノー・クリオ(日本名ルーテシア)のラリー5車両でラリージャパンに参戦し、昨年はクラス優勝(総合19位)を果たしています。今年も、コ・ドライバー木原雅彦選手とのペアで参戦しています。
シェイクダウン、豊田スタジアムでのSS1を順調に走ってきたのですが、22日(金)のSS2「Isegami’s Tunnel」では、スタートから7kmでドライブシャフトが折れてリタイア。今年のラリー・ジャパンは終了してしまいました。
「どこに当たっていないし、ミスだって無かった。なのにポッキリ折れました。昨年はこんなことなかったのに…」と語る国沢選手。そもそもドライブシャフトはこのルノー・クリオRS Lineのウィークポイントだったようです。昨年はウェット路面での走行だったので、ここにそれほど負荷がかからなかったため問題なかったのですが、好天に恵まれた今回、ドライ路面になったとたんに壊れてしまったようです。対策品もあるようなのですが、残念ながら現在日本にその在庫がなく、リタイアとなってしまいました。
非常に悔しがってはいましたが、それでもサービス精神旺盛な国沢選手。これで車両を引っ込めて帰るという選択肢もあるわけですが、「ほかのクルマが山(SS)に行っている間は、このサービスパークにラリーカーが一台もいなくなっちゃうでしょ。でもこの車両がここにずっと置いてあれば、せっかく来てくれた皆さんにも見てもらえますよね」、とサービスパークに車両を展示している。「最終日24日の午後くらいまでは置いておきますよ」、ということなので、興味があればぜひ写真に収めたり質問してみてはいかがでしょうか。