11月21日にラリー・ジャパンのシェイクダウンがスタート。そこで注目を集めたのが、日本人ドライバーの勝田貴元選手。
総合5番手タイムをマークした勝田選手は「グリップが足りない時のフィーリングを確認していて、がらっと変えていたんですど、これといった改善にはつながらなかったので不安要素ではあるんですけど、データを持ち帰れたので生かしたい」とのこと。
さらに勝田選手は「レッキをした限り、今年は路面がきれいで落ち葉が少ない感じでした。それに新しいステージが個性的です。Shinshiroは中高速が多くて、Mt.Kasagiはタイトなコーナーが多い。それにインカットできるところが多いのでパンクのリスクが高い。あとは天気がどうなるか、ですね」と印象を語っていました。
今大会でハイブリッドシステムを搭載したRally1カーが最後になることから「ちょっと寂しいですよね」と勝田選手は語る一方で、「一度試してまた戻す・・・ということは時には必要だと思いますし、ハイブリッドをなくすことでマニュファクチャラーが増えるのならいいことなのでそこはポジティブですね」と語っていだけに、Rally1カーでのラストバトルにも注目です。
1994年のWRCチャンピオン、ディディエ・オリオール選手も初参戦の日本ラウンドでテスト走行を実施していました。
「シェイクダウンのステージはとても滑りやすくてモンテカルロのスノーステージを走っているみたいだった。それにレッキをした限り、日本のワイディングはテクニカルで難しいし、右ハンドル車でラリーを行うのも初めてだからね」と世界を制したベテランも苦笑い。それでも、「可能な限り、ベストなリザルトを残したい」と語っていました。
ちなみに旧知の仲にある新井敏弘選手とは同じクラスとなっているだけに、オリオール選手VS新井敏弘選手の対決に注目したいものです。