ラリージャパン参戦3回目となるダイハツ・コペン(#55 D-SPORT HALFWAY RACING RALLY TEAM/相原泰祐・萩野司組/JR3クラス)がついにシェイクダウン「Kuragaike Park」でお披露目されました。
エンジンは、KFエンジンの限界に近い排気量アップ(770cc)し、出力アップ。ワイドフェンダーを装着し、トレッドも広げ、ボディは片側で40mmワイドになっています。つまり軽自動車の枠から外れて、そのコンポーネントを活かしつつ、理想を追求していった形といえます。
実はこのコペン、「一番小さいスポーツカーの理想形を試す」として今回のラリージャパン参戦を前に、6月のアジアパシフィックラリー選手権「加勢裕二杯 MONTRE(モントレー)2024」に参戦しています。その時は、エンジンの排気量アップは済んでいましたが、まだこのスタイリングにはなっていませんでした。ただ、このモントレーでは冷却不足から本来の出力アップに見合った走りができないまま。RC5クラスから参戦したモントレー戦は総合12位を記録しています。
その結果を踏まえ、今回は冷却系に手を入れての参戦。巨大なインタークーラーコアをフロントグリル内に収納し、その後ろにラジエターグリルを置くレイアウトとなっていました。ワイドフェンダーとともにフロント周りのド派手な印象にひと役買っています。
世界一小さなラリーカー、以前より大きく進化するはずのその走りに期待したいですね。