今回「NUTAHARA Rally Team supported by KTMS」としてこのWRC最終戦ラリージャパンのWRC2クラスに参戦するのは奴田原文雄選手。全日本ラリー選手権に使用しているGRヤリスRally2で東駿吾選手とペアを組んで参戦する。
今シーズンの全日本ラリーJN-1クラスでシリーズ3位に入った奴田原選手がWRCに参戦するにはコントロールタイヤとなっているピレリを履くだけでなく、他タイヤメーカーのカラーリングが使用できないため、全日本ラリー選手権終了後にADVANから急遽KTMのカラーリングが施されての走行となる。
ミスターADVANとして、長年赤と黒のマシンに乗り続けてきた奴田原選手だけに、同じくWRC2クラスに参戦する新井敏弘選手からは「ヌタが青いクルマなんて似合わないよ」と言われたりしていたが、奴田原選手は「初めてのトヨタ車でのWRC参戦、愛知・岐阜でのラリージャパンも初めてなので、楽しみです。KTMSメンバーと一緒にベストを尽くします」と語っている。
計18台のRally2カーが参戦するWRC2クラス。上位ランカーや、トヨタの若手ドライバー育成プログラム「WRCチャレンジプログラム」出身のドライバーも参戦するが、ゼッケン35をつけて走るこの青いクルマにも注目だ。