WRC第13戦「ラリー・ジャパン」は11月24日にデイ4が開催され、TOYOTA GAZOO RACING WRTの勝田貴元選手がGR Yaris Rally1 HYBRIDを武器に総合4位に入賞。日本人ドライバーの最高位を獲得しましたが、それに続いたのが、AHEAD JAPAN RACIN TEAMの新井大輝選手でした。
新井大輝選手は11月21日のSS1こそ9番手タイムに出遅れたほか、22日のデイ2以降もマシントラブルに苦戦を強いられていましたが、それでも旧型のSkoda Fabia R5で粘り強い走りを披露。デイ2をWRC2の3番手でフィニッシュすると23日のデイ3はSS13でベストタイムをマークするなど抜群のスピードを見せていました。そして、24日のデイ4でも安定した走りを披露し、WRC2で3位入賞。総合9位完走と大健闘しました。
「全日本ラリー選手権では自分のペースが速いのか、分からなかったんですけど、海外のトップドライバーと競うことで車両の性能差を感じました」と新井選手。さらに新井選手は、「WRC2のレギュラーメンバーはピレリタイヤに慣れていてセッティングも出ているので、正直、6位ぐらいだと思っていました」とのこと。
そのなかで新井選手はWRC2で3位に入賞。「いろいろとトラブルが出ましたが、ベストを尽くせました」と笑顔を見せていました。