10月25日(水)、2023シーズン最後のラリー教室を開催した。
会場となった小学校は、愛知県名古屋市北区にある如意小学校(愛知県名古屋市北区如意3-131)。
小学校の近くには、県営名古屋空港があり、飛行機の大きな音が頻繁に聞こえてくるのが特徴的だ。
ラリー教室では、まず、6年生にラリードライバー新井敏弘(あらい としひろ)選手と槻島もも(つきしま もも)選手によるラリー講座を行った。
講座の中では、一般道を1台ずつ走り、スピードを競う競技であること、「コ・ドライバー」がコース情報を書き込んだペースノートを使い、「ドライバー」にコースの状況を伝えながら走ることなど、ラリーの特徴や魅力を両選手から分かりやすく伝えられ、子どもたちは興味深そうに聞き入っていた。
また、新井選手からは「色々な事をやってみて、好きなことや得意なことを見つけ、将来やりたいことにつなげてほしい。」と、子どもたちへ夢をかなえるために大切なことが伝えられた。
加えて、世界ラリー選手権が、昨年から競技車両をハイブリット化、100%持続可能な合成燃料(非化石燃料)の使用していること、フォーラムエイト・ラリージャパン2023は、水素発電や太陽光発電をつかった大会運営をすることなど、環境にやさしい大会を目指していることを伝えると共に、フォーラムエイト・ラリージャパン2023のパートナーである学研教室と連携し、『未来の車のひみつ』クイズなどを行い、子どもたちが持続可能な社会について考えるきっかけとなった。
講座の後は、運動場でデモランを実施。
子どもたちは目の前で、プロのラリードライバーの迫力を目のあたりにし、大興奮。今回は、4人の先生が同乗する演出もあり、大盛り上がり。
迫力のあるラリーカーのエンジン音が響いた後には、近くの空港の飛行機音も、大きく鳴り響いていた。
最後に、子どもたちから新井選手に質問タイム。世界のどの国に行ったことがあるか、ラリーカーは何キロまで出せるのかなど、子どもたちは興味津々に質問していた。
ラリードライバーからの解説や間近でラリーカーの走りを見る体験は、子どもたちの心に残ったことだろう。
今回で2023シーズンのラリー教室は終了となるが、引き継ぎラリージャパンとして、子どもたちへラリーの魅力を伝えると共に、持続可能な社会を考える機会をつくっていく。