フォーラムエイト・ラリージャパン2023開催まで1カ月を切った10月17日(火)、岐阜県恵那市内の明智小学校でラリー教室が開催された。恵那市では、11月19日(日)に、SS18/20恵那SS、SS19/21根の上高原SSが行われる。SS18/20恵那SSは、WRCシリーズ最終戦、最終日で注目のSSとなることが予想される。新たに設けた山岡駅観戦エリア、田沢観戦エリア、明智観戦エリアの3つの観戦エリアと、昨年も設置した恵南林道観戦エリアの合計4つの観戦エリアで多くのギャラリーを迎える。
大会当日、明智小学校の所在する明智町では、明智観戦エリアが設置されるほか、市街地でリエゾンイベントも開催される予定である。
ラリー教室では、ラリードライバー新井敏弘(あらい としひろ)選手と槻島もも(つきしま もも)選手が同校を訪れ、2~6年生の児童136人が参加し、ラリー講座とデモ走行が行われた。
体育館で行われたラリー講座の冒頭では、新井選手と槻島選手のかけ合いで、ラリーとレースの違いや、コ・ドライバーの役割などがクイズ形式で紹介された。子どもたちは、ラリーカーが時速200kmの速度が出ることに大変驚き、積極的にクイズに参加しながら楽しくラリーについて学んだ。また、新井選手からは「色々な事をやってみて、好きなことや得意なことを見つけ、将来やりたいことにつなげてほしい。」と、子どもたちへのメッセージも送られた。
ラリー講座の後は、校庭で新井選手によるデモ走行が行われた。子どもたちの目の前を砂煙をあげてドリフト走行するラリーカーに大きな歓声があがった。デモ走行に同乗した小学校の先生は「最高に気持ちいいです。」と興奮した様子で感想を語った。
デモ走行後、子どもたちは両選手と記念撮影を行うとともに、ラリーカーを間近で見学し、実際に車両に乗り込んだりしながら両選手と交流した。
今回のラリー教室は、子供たちがラリーを身近に感じ、11月のラリージャパンで明智町にWRCのラリーカーが訪れることをより一層楽しみにさせる機会となった。