TOYOTA GAZOO Racingにコンストラクタータイトルのチャンス!
2023年9月28日(木)~10月1日(日)の4日間、チリの首都から南に500kmほど離れたビオビオ州の州都コンセプシオンを舞台に、WRC第11戦ラリー・チリ・BIBIOが開催される。ラリーチリは2019年以来4年ぶりのWRC開催となる。
アイテナリーを見ると、初日28日(木)の午前中にシェイクダウンを行い、その後ロス・アンヘレスでセレモニアルスタートが午後7時から行われる。
SSは29日(金)からスタート。まずはサービスパークの南東エリアで6本のSSを実施。30日(土)のDAY2はサービスパークの南側で6本のステージを行う。ロングステージが多く、合計距離は154.00kmとなり、勝負の一日になりそうだ。
最終日の10月1日(日)は、サービスパーの東側で4本のステージを走る。
全16本のステージの合計距離は320.98km。リエゾンも含めた総走行距離は1239.43km。
流れるようなコースが特徴のハイスピードグラベルSSは、勝田貴元選手も得意としており、2戦連続の表彰台が期待される。ラリー・フィンランドに次ぐ表彰台が期待される。
「4年ぶりに出場するチリは、自分たち全員にとって大きなチャレンジになると思います。2019年にWRC2カテゴリーで出場し、いい週末を過ごすことができたのは素敵な思い出です。ただし、トップカテゴリーのクルマで出場したことはないので、今回は自分にとって大きな挑戦です。ステージはかなり高速ですが、非常にトリッキーでもあり、新しいステージも多くあります。チームにとっても自分にとっても、非常に重要なラリーになるでしょう。そう簡単には行かないと思いますが、ベストを尽くし、いい週末にしたいと思っています」と、今回はTGRのマニュファクチャラー枠でワークス参戦の勝田選手。
ちなみに前回2019年のラリー・チリは、当時TGRに所属していたオイット・タナック選手が優勝。2位は当時シトロエンに所属していたセバスチャン・オジエ選手、3位は当時ヒョンデに所属していたセバスチャン・ローブ選手だった。また、勝田貴元選手はWRC2クラスに参戦しており、見事優勝している。
さて、WRCもいよいよ終盤、チリ戦を入れて残り3戦となってきた。条件によってTOYOTA GAZOO Racingのコンストラクターズチャンピオンが決定となるだけに、WRC第11戦ラリー・チリ・BIOBIOに大注目だ!