ラリージャパン2023実行委員会は、本大会開催に際して、自然環境の保護・保全の必要性を認識しています。私たち実行委員会はその環境責任を理解し、環境の負荷の把握、監視、最小化を継続的に取り組むとともに、関係者と価値観を共有し、意識の向上に努めます。
ラリージャパン2023実行委員会は、以下のマニフェストを厳守し、環境保全に配慮した有意義な大会開催を目指します。
1. 国際及び日本の法的枠組みの下で適用される規制環境要件の遵守に努めます。
2. 世界中のモータースポーツとモビリティの利害関係者が環境パフォーマンスを測定し、向上させることの支援を目的としたFIA 環境認定プラグラムにおいて、最高ランクである3つ星の獲得を目指します。
3. 環境保全に関する啓発を実施し、関係者とともに、以下の効果的な共同取組を推進します。
(1)環境にやさしい大会づくり
・ 大会で使用するエネルギーについて、積極的に再生可能エネルギーを活用します。特に豊田スタジアム(スーパー SS及びサービスパーク等)で使用する電力は、100%クリーンエネルギーで供給します。
・ 大会で発生する廃棄物を可能な限り抑え、効果的な分別や処理を構築し、リサイクルと再利用を促進します。特にイベント等で使用する資材には、環境配慮素材を活用します。
・ 実行委員会メンバー、関係者(サプライヤー、製品及びサービス提供者、参加者、メディア関係者、観客等)には、公共交通機関の利用を奨励し、不要不急の移動を削減します。
・ 汚染物質の排出・排水は適切に回収・処理し、水の使用を最小限に抑えます。
(2)山林保全
・ この地域では長年にわたり、人の営みにより森林保全に努めてきたため、林道等を活用したラリー競技を開催することができます。この競技を通じて、山村の魅力を国内外に発信し、森林が果たす役割を伝えていきます。
・すべてのイベントエリアにおいて、生態系環境に、悪影響を与えないように努めます。
(3)子どもたちへの教育
・ 関係自治体の小中学生に、地元開催の大会という身近な題材を通じて、持続可能な社会について考える機会を作ります。
4. 環境パフォーマンスとこのポリシーを少なくとも年に1回測定、監視及び評価し、継続的に改善するために必要な措置を講じます。
本大会の持続性と発展のためには、すべての運営スタッフと関係者が共に、具体的な対策を実行することが重要となります。
ラリージャパン2023実行委員会会長
2023年7月