WRC第9戦ラリー・フィンランド【結果】

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エルフィン・エバンスがサバイバルバトルを制して優勝、勝田貴元が3位表彰台!!

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豊田章男チーム代表代行とともに表彰台で歓喜のTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(写真:Red Bull Content Pool)

8月3日~6日の4日間、2023年WRC第9戦「ラリー・フィンランド」が開催され、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)が優勝、ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組 (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID)が2位、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が3位を獲得した。

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堅実な走りで2位表彰台を獲得したヌービル(写真:Red Bull Content Pool)

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはヤリ-マティ・ラトバラ代表が自らのチームから母国ラリーでスポット参戦し、豊田章男トヨタ自動車会長がチーム代表代行として帯同するというサプライズとともに開幕した2023年のラリー・フィンランドは、木曜日のDay1こそ無難な立ち上がりとなったが金曜日からはまさに「波乱のラリー」となった。
SS3、総合2番手を走行中のオイット・タナック(Mスポーツ・フォード)が、エンジントラブルによりストップし、再走かなわずリタイア。
その後、チームメイトのピエール-ルイ・ルーべ(Mスポーツ・フォード)もコースオフが原因となるマシンの破損からデイリタイア。
SS5ではエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)が立木にヒットしてリタイア。
SS8で王座を狙うカッレ・ロバンペラ(TGR)が激しく横転してリタイア・・・。
ラリー・フィンランドのDay2はまさかの展開となった。

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タナックも波乱のDay2でリタイア(写真:Red Bull Content Pool)

雨となったDay3で高いポテンシャルをみせたのがエバンスだった。刻々と変化するコンディションをかいくぐり、この日行われた8カ所のSS中7カ所のSSを制する活躍を見せて首位につける。2番手のヌービルは、絶好調のエバンスには及ばず、徐々にその差は広がり32秒差に。
そうしたなか、2日目のSSすべてのステージウインが見えてきたエバンスをストップしたのが、チームメイトの勝田貴元だった。最終SS18で、2番手ヌービルを1.6秒上回りステージウイン! テーム・スニネン(ヒョンデ)との総合3番手争いが俄然激しくなった。

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勝田貴元と激しい3位争いを演じたテーム・スニネン(写真:Red Bull Content Pool)

そして最終日。首位との差が30秒以上となった状況に対してヌービルは安全策を選んだことで首位争いが見えてきたなか、最終日のラリーを盛り上げたのは、勝田貴元とスニネンによる3位争いだった。
SS20で勝田がステージウインをするも必死に食らいつくスニネン。最終ウルフ・パワーステージを残して両者の差は6.3秒。ワンミスで順位は入れ替わる状況だ。
そんな最終SS、リスクをかけた激しいアタックを仕掛けたスニネンに対し、しっかりとタイム差をコントロールしながらクレバーに走り切った勝田貴元。結果、4.3秒差で勝田が表彰台を獲得した。

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巡ってきたチャンスをしっかりとモノにした勝田貴元の大ジャンプ!(写真:Red Bull Content Pool)

「自分にとって第二のホームイベントである、ラリー・フィンランドで表彰台に立つことができて本当に嬉しいです。自分にとっても、チームにとっても、そして章男さんにとっても大きな意味を持つことです。章男さんは僕に大きなエネルギーとモチベーションを与えてくれて、それがテーム(スニネン)との激しいバトルを続ける中で助けになりました。テームは本当にいい仕事をしていたので、決して簡単ではありませんでしたが、コンディションがトリッキーだった土曜日の最後にギャップを築くことができたので、最終日のストレスは少し軽減されました。ラリー・エストニアの後、チームのエンジニアたちと一緒に、どこを改善すればいいかを一生懸命分析し、その結果、金曜日の朝からいいパフォーマンスを発揮することができました。また、テストの時にフィンランドの道を上手く走るためのアドバイスをくれた、カッレにも感謝しなければなりません」と勝田貴元は喜びのコメント。

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久しぶりの勝利に笑顔のエバンス組(写真:Red Bull Content Pool)

優勝したエバンスは「フィンランドは大好きなラリーのひとつですし、ユバスキュラにファクトリーを構えるチームにとってはホームラリーでもあります。また、この週末に章男さんと一緒に優勝し、彼や貴元と一緒に表彰台に立てたのも特別なことです。この道でこのクルマを走らせるのは素晴らしい経験で、運転を楽しむことができましたし、ラリー序盤からとてもいいフィーリングで走ることができました。金曜日にカッレが戦列を去ったのは残念でしたが、土曜日に向けて少しずつセットアップを進めることができ、それが大きな自信に繋がりました。全てのことが上手く行き、ステージのタイムも自然に上がって行きました。チャンピオンシップの面でもポジティブな週末になり、カッレとのポイント差を以前よりも少し縮めることができました」と語った。
ロバンペラの独走と言われた2023年のチャンピオン争いだが、2位エバンスとの差は25ポイント。俄然、わからなくなってきた。

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