TOYOTA GAZOO Racingが1-2-3-4のケニア完全制覇!
アフリカの大地で6月22日~25日に開催されたWRC第7戦「サファリ・ラリー・ケニア」は、TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組が優勝した。また、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が2位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が3位、さらに勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が4位に入り、表彰台独占のみならず2年連続での1-2-3-4フィニッシュを飾った。
優勝したオジエは「とてつもなく大変なラリーで、とてつもない戦いでした。自分としてはそれを楽しむことができましたが、もう少しアクシデントが少なければ、もっと楽な戦いになったはずです。ペースは非常に良かったですし、クルマはとてもドライブしやすく、フィーリングも良かったのですが、今日はバックドアを失ったり、フェシュフェシュの砂地で少しオーバーヒートしたりと、あちこちで小さなアクシデントに見舞われました。それでも、いい結果を持ち帰ることができて嬉しいです。チームの全員が獲得するに相応しい勝利と結果だと思いますので、みんなで喜びを分かち合いたいと思います」と、過酷なグラベルラリーでの勝利の喜びを語っている。
対するヒョンデは前戦のサルディニアでは1‐2フィニッシュしていたが、ティエリー・ヌービルがサスペンショントラブルによりSS6でデイリタイア。3番手を走っていたエサペカ・ラッピは駆動系のトラブルに見舞われ大きく後退。ダニ・ソルドがなんとか5位でフィニッシュした。また、ヌービルのの関係者がレッキ終了後に許可なくコースを走行したことが判明し、ヌービルは失格。痛恨のノーポイントとなった。
マニュファクチャラー選手権は、TOYOTA GAZOO Racingがヒョンデに対するリードを48ポイントに広げている。また、ドライバー選手権ではロバンペラが140ポイントととなり首位の座を堅守。2番手エバンスに対するリードを41ポイント差としている。