7月14日(金)、2023シーズン2回目となるラリー教室を開催した。
会場となった小学校は、愛知県新城市にある東郷西小学校(愛知県新城市平井字東原37-1)。
新城市では、11月18日(土)にフォーラムエイト・ラリージャパン2023 SS15新城市SSが行われる。 観戦エリアは、鬼久保ふれあい広場(愛知県新城市作手白鳥字鬼久保5)。
ラリー教室では、まず、6年生42人にラリードライバー新井敏弘(あらい としひろ)選手と槻島もも(つきしま もも)選手によるラリー講座を行った。講座の冒頭で、槻島選手が、ラリーを知っているかと児童に尋ねると、多くの児童が手を挙げた。これは、今年3月の開催で20年の歴史に幕を下ろした「新城ラリー」を長年実施してきた新城市だからこそ、若い世代にもラリーが浸透しているということだろう。
講座の中では、一般道を1台ずつ走り、スピードを競う競技であること、「コ・ドライバー」がコース情報を書き込んだペースノートを使い、「ドライバー」にコースの状況を伝えながら走ることなど、ラリーの特徴や魅力を両選手から分かりやすく伝えられ、子どもたちは興味深そうに聞き入っていた。
また、世界ラリー選手権が、昨年から競技車両をハイブリット化、100%持続可能な合成燃料(非化石燃料)の使用していること、フォーラムエイト・ラリージャパン2023は、水素発電や太陽光発電をつかった大会運営をすることなど、環境にやさしい大会を目指していることを伝えると共に、フォーラムエイト・ラリージャパン2023のパートナーである学研教室と連携し、『未来の車のひみつ』クイズなどを行い、子どもたちが持続可能な社会について考えるきっかけとなった。 講座終了後は、2人の選手に、サインを求める長蛇の列が自然に発生。両選手も満面の笑顔で対応した。
講座の後は、運動場で全児童255人の前でデモランを実施。
子どもたちは目の前で、プロのラリードライバーの迫力を目のあたりにし、大興奮。助手席に乗せて欲しいと叫ぶ児童もいたほどだ。
最後に、子どもたちはラリーカーを近くで見たり、運転席に座ったりして、ラリーカーの特殊なパーツやデザインを体感した。
新城市では、来週7月18日(火) 10:50~12:30 鳳来中部小学校 (愛知県新城市長篠字竹田14)でもラリー教室を予定している。 ラリードライバーからの解説や間近でラリーカーの走りを見る体験は、子どもたちの心に残ったことだろう。