トリッキーな路面と天候が最終日まで勝敗を左右するサバイバルラリー
2021年にWRC初開催となったクロアチアラリーは、2023年4月20日(木)~23日(日)開催される。2022年と同様に南部のアドリア海沿岸から北部トラコシュチャン城までのエリアにSSが設定され、20のSS(合計301.26km)の合計タイムで争われる。サービスパークはクロアチアの首都ザグレブに設定され、セレモニアルスタートとセレモニアルフィニッシュも同地で行われる。
2021年はS・オジエがE・エバンスを最終SSで逆転して0.6秒差の勝利、2022年はK・ロバンペラがO・タナクとわずか4.3秒差で雨のラリーを制するなど、TOYOTA GAZOO Racingが僅差で2連覇しているクロアチアラリー。路面はターマック(舗装路面)とはいうものの、コースによって路面が激しく変化しトリッキーなグリップとなるだけに、最終パワーステージまで目が離せないハイスピードなサバイバル戦が予想される。
エントリーは57台。ドライバーズチャンピオンシップのポイントリーダー、セバスチャン・オジエと2番手ティエリー・ヌービルとの差はわずかに3ポイント。3番手にはカッレ・ロバンペラが続いている。WRC2は第2戦・第3戦と表彰台のO・ソルベルグが首位に立っている。