O・タナクがMスポーツ復帰後初優勝
勝田貴元は最終SS前にマシントラブルによる無念のリタイア
2月9日(木)~12日(日)、WRC第2戦『ラリー・スウェーデン』がスウェーデン北部のウメオ周辺のコースで開催され、フォード・Mスポーツに復帰したばかりのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(フォード・プーマ・ラリー1)が総合優勝を飾った。Mスポーツの優勝は、2022年開幕戦のモンテカルロラリーでセバスチャン・ロウブが制して以来1年ぶりとなる。
2位には今季逆にMスポーツからヒョンデに移籍したたクレイグ・ブリーン/ジェームス・フルトン(ヒョンデi20 Nラリー1)組、3位には同じくヒョンデのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組が入った。
TOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元はDay2ステージ4でステージウインを飾るなど序盤は速さを見せたがステージ5で痛恨のクラッシュ。その後チームの修復作業によりラリーに復帰を果たしたものの、最終SSを前にマシントラブルのためリタイアとなっている。
WRC2はオリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2)が優勝。
また、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生の大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3人がRC4クラスでWRCデビューを果たしている。