2023年シーズン最初のグラベルラリーは山岳地帯の23SSで開催
3月16日(木)から19日(日)までの4日間、2020年以来3年ぶりとなるWRC第3戦ラリー・メキシコが開催される。今シーズン最初のグラベル(未舗装路)ラリーとなり、競技は23SS・総走行距離971.32km(SS320.23km/リエゾン651.09km)。サービスパークはメキシコシティから北西に400km離れた国内第5の都市レオンに設置され、シエラ・デ・ロボスやシエラ・デ・グアナフアトといった美しい山岳地帯や丘陵地帯が主なSSの舞台となる。前回開催となった2020年は、コロナのパンデミックの影響により土曜日いっぱいで競技打ち切りとなった異例のラリーだったが、勝者はTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエだった。
エントリーは32台だ。開幕戦ラリー・モンテカルロで優勝を飾ったセバスチャン・オジエ、第2戦ラリー・スウェーデンでMスポーツに移籍後初勝利を飾ったオット・タナク、そしてティエリ・ヌービルら実力者が揃うヒョンデ勢のバトルに注目だ。また、ラリー・スウェーデンでは無念のリタイアとなったが、SS4ではステージウインも飾るなどスピードを見せているTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの勝田貴元選手の表彰台獲得にももちろん期待したい。