第6号

オジエが魅せた底力

RALLY JAPAN PRESS 第6号

WORLD RALLY CHAMPIONSHIP 2021 REPORT

FORUM8 ACI Rally Monza 11/19-21

トヨタ3冠達成 激闘の一戦を制したオジエが8度目の戴冠 至極のモンツァ

Toyota

最終戦は「これぞ究極のタイトル争い」と唸りたくなるような3日間だった。これまでに7度のタイトル獲得経験があるセバスチャン・オジエと、昨年獲りこぼした初戴冠を今度こそ掴みたいエルフィン・エバンス。両者のコンマ1秒を争う僅差のバトルは一瞬たりとも目が離せないものとなった。

Red Bull Content Pool
Toyota

選手権トップ2が17ポイントというギャップで迎えた最終戦。舞台は伝統のクラシックサーキット「モンツァ」だ。初日から接戦を繰り広げたオジエとエバンスだが、デイ1を終えた段階でトップにエバンス、2番手にオジエがつけた。その差わずか1.4秒。一瞬のミス、小さなトラブルが命取りになるのは明らかだった。デイ2以降も2台の争いはステージを終えるごとに緊迫感が増していく。お互いに首位を取り合いながら迎えた最終日、勝負がついたのはパワーステージ目前、SS15でのエバンスのアタック中
だった。ほんの一瞬、エバンスのマシンがスピードを失ったのだ。すぐにスピードは戻り、マシンはフィニッシュを駆け抜けたが、至極のタイトル争いを決定づけるには十分過ぎるほどのドラマだったことは間違いない。エンジンストールによって7秒以上に開いた差をオジエはきっちりと守り切って、8度目のタイトルを獲得した。シーズン中盤以降はやや陰りも見えていたオジエだが、ラリー・モンツァでは攻める姿勢を剥き出しにして、エバンスとの真っ向勝負に受けて立ち、王者としての貫禄を保った。

オジエのタイトル獲得により、コ・ドライバー選手権、マニュファクチャラー選手権もトヨタが獲得することとなった。1994年以来じつに27年ぶり、2017年にトヨタがWRCに参戦復帰して以降では初の3 冠という最高の形で2021年を締めくくった。

ヒュンダイ勢も全車が安定した走りを見せたが、トップの2台には届かず。 Red Bull Content Pool
選手権3位争いに望みを残していたロバンペラだったが、週末を通してなかなか噛み合わない最終戦となってしまった。 Toyota
唯一の日本人ドライバーである勝田貴元は7位につけ、ランキング7位でシーズンの幕を閉じた。来季はトヨタが新たに立ち上げるサテライトチームTOYOTA GAZOO Racing WRT・ネクスト・ジェネレーションから全戦に参戦が決まっている。 Toyota

フォーラムエイト・ラリージャパン2022概要が明らかに!

SSは岡崎市、豊田市、新城市、設楽町、恵那市、中津川市が舞台に

前列左から、株式会社サンズ 鈴木賢志(主催者代表)/自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長 古屋圭司衆議院議員/フォーラムエイト 伊藤裕二社長/GAZOO Racing カンパニー佐藤恒治プレジデント。後列左から、八木哲也衆議院議員、中根康浩岡崎市長、太田稔彦豊田市長、大村秀章愛知県知事、古田肇岐阜県知事、山本左近衆議院議員、小坂喬峰恵那市長、渡邉卓中津川副市長。

ラリージャパン事務局は、すでに発表していた開催日程に引き続き、SSを開催する自治体等を発表しました。競技区間(SS)は岡崎市・豊田市・新城市・設楽町・恵那市・中津川市の6市町で開催。また、サービスパークは豊田市の豊田スタジアムに設置されることになりました!

 ラリージャパン事務局は、フォーラムエイト・セントラルラリー2021のイベント会場で行われた記者会見で、フォーラムエイト・ラリージャパン2022の概要を発表しました。すでに開催日程は2022年11月10日~13日、開催県は愛知県と岐阜県で行われることを明らかにしていましたが、今回は開催自治体の概要について公表しました。競技は、岡崎市・豊田市・新城市・設楽町・恵那市・中津川市の6市町にてスペシャルステージ(SS )が設定されます。また、競技の拠点となるサービスパークは豊田市の豊田スタジアムに。同様に、競技をコントロールするヘッドクオーターも豊田市内となる予定です。

 記者発表には古屋圭司衆議院議員、大村秀章愛知県知事、古田肇岐阜県知事、タイトルパートナーである株式会社フォーラムエイトの伊藤裕二代表取締役社長、WRC参戦チームを代表してGAZOO Racing カンパニーの佐藤恒治プレジデントが参列。フォーラムエイト・ラリージャパン2022に向けた抱負を語っていただきました。また、開催地である岡崎市の中根康浩市長、豊田市の太田稔彦市長、恵那市の小坂喬峰市長、中津川市の渡邉卓副市長らも臨席のもと、フォーラムエイト・ラリージャパン2022の成功を出席者全員で誓い合いました。

 セレモニアルスタート会場やSSコースの詳細などは現在調整中。FIAの承認を受けた後の発表となります。2022年こそは!と楽しみにしているラリーファンの皆様のために、開催自治体とラリージャパン事務局はすでに全力で準備を進めています!

「ラリージャパンを機に、さらにモータースポーツを広げていけるように皆さんと一緒にしっかりと頑張っていきたいと思います」と12年ぶりのラリージャパン開催意義を語った大村秀章愛知県知事。

「岐阜県民200万人あげて歓迎し、このラリージャパンの魅力発信、そして岐阜県の魅力発信といったことについて大いに盛り上げていきたいと思っております」と語った古田肇岐阜県知事。

当日は大勢のプレスが集まり、フォーラムエイト・ラリージャパン2022に対する期待が感じられた。

「2022年こそ開催を!」と古屋圭司衆議院議員

「残念ながら2年続けてラリージャパンは断念となりましたが、しかしこれはコロナというやむを得ない事情。しかし災い転じて福となす。つまり来年に向けてしっかりPR期間が増えたということで、満を持して来年の開催に向けて盛り上げていきたい」とフォーラムエイト・ラリージャパン2022に向けた抱負を語ったのは、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の会長である古屋圭司衆議院議員。ラリーストであり現役の草レーサーでもある。「日本は自動車産業は日本一だがモータースポーツ文化が定着していない。モータースポーツ文化を定着させ、青少年の健全育成に寄与していきたい」と、WRCをはじめモータースポーツを日本に定着させることの意義を語った。

フォーラムエイト・ラリージャパン2022概要

大会名称
FIA世界ラリー選手権 フォーラムエイト・ラリージャパン2022
開催日程
2022年11月10日(木)~13日(日)
競技主催
トヨタモータースポーツクラブ/株式会社サンズ/MOSCO
公認
国際自動車連盟(FIA)/一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
競技開催地(予定)
愛知県内(岡崎市、豊田市、新城市、設楽町)
岐阜県内(中津川市、恵那市)
サ ー ビ ス パ ー ク
豊田スタジアム

東京オートサロン2022の「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」ブースに注目!

2022年1/14~16日の3日間、千葉・幕張メッセで開催される「東京オートサロン2022」にフォーラムエイト・ラリージャパン2022がブース出展!往年のラリーカー展示や関係自治体のPRブースに注目!

『フォーラムエイト・セントラルラリー2021』が開催

競技はもちろんリエゾンでも大いに盛り上がった!

2021年11月13日~14日の2日間、愛知県(岡崎市/豊田市/新城市/設楽町)と岐阜県(恵那市)に設定された7カ所12のSSとリエゾンの総距離519kmを走る『フォーラムエイト・セントラルラリー2021』が開催され、勝田範彦/木村裕介組(トヨタG R ヤリスGR4 ラリー)が、新井大輝/小坂典嵩組(スバルWRX STI)に10.9秒差をつけて総合優勝を飾った。総合3位には福永修/齊田美早子組(シュコダ・ファビアR5 )が入った。ラリージャパンでの採用が予想されるSS ルートを走るとともに、恵那市岩村の歴史的町並みを通るリエゾン区間では多くの一般市民の歓迎を受けるなどの名シーンが生まれ、選手たちからも感激の声が多く聞かれた。

優勝したTOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組。そして表彰式で副賞の自然薯を贈呈する太田稔彦豊田市長。
恵那・岩村地区の美しい街並みを通るラリーカー。「地域振興としてのラリー」の可能性を感じさせるシーンだった。
岡崎市乙川河川敷では多くの観客が集まる前で、ラリーカーが豪快なドリフトを披露!

2022年ドライバーラインナップを紹介

WRC新時代を戦う顔ぶれが揃う

トヨタ、ヒュンダイ、Mスポーツの3チームは10月上旬に2022年のドライバーラインアップを発表。オ
ジエがフルタイムドライバー引退にあたりトヨタに招集されたのは2017 、2018 年に同チームから参戦していたエサペッカ・ラッピだ。ラッピはオジエとトヨタの3台目をシェアする。ヒュンダイはオィット・タナクとティエリー・ヌービルが複数年契約を結んでおり、残る1台のシートが空席となっていたが、元WRC王者ペター・ソルベルグの息子、オリバー・ソルベルグがダニ・ソルドとともに3台目のステアリングを握ることが決定した。2021年シーズンをヒュンダイで戦ったクレイグ・ブリーンはMスポーツに移籍。果たして2022年シーズンはどんなドラマが待っているのか。開幕戦は2022年1月20日からモンテカルロを舞台に行われる。

2022年は新たな車両規則として「ラリー1」規定が施行される。注目はハイブリッドシステムの導入だ。さらに燃料は化石を含まない炭化水素ベース燃料が使用される予定。

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