勝田貴元選手、ポディウムフィニッシュおめでとう!

トヨタ、オジエの今季初優勝で決めた2年連続3冠。ラトバラ代表「成功の要因は3つ」/WRCスペイン

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 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』のデイ3が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合6位でフィニッシュし、チームは2年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。

 ラリー・スペインの最終日は、サービスパークが置かれたサロウの西側エリアが戦いの舞台に。2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行かたちで争われた。そのオープニングステージとなったSS16は、日が昇る前の朝7時のスタートとなった。

 デイ1、デイ2と首位を守り続けたオジエは、総合2番手につけるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)に20.7秒、総合3番手のロバンペラに22.1秒というセーフティマージン築いた状態で、ドライコンディションとなったデイ3を迎えた。

 8度のシリーズ王者はオープニングのSS16とSS17の路面が非常にダーティだったため、安定性を重視したクレバーな走りを展開。その結果、ヌービルとの差は14.1秒に縮まることになったが、再走ステージ1本目のSS18ではベストタイムを記録し、その差を15.8秒とふたたび拡げてみせる。

 オジエは最終パワーステージ(SS19)でもベストタイムを記録。これによりオジエ/ヴェイラス組はトヨタGRヤリス・ラリー1での初勝利を挙げることとなった。オジエの勝利は2021年最終戦モンツァ以来。通算では55勝目を数えている。なお、今シーズンからオジエとコンビを組んだヴェイラスにとっては、初めてのWRC優勝だ。

 前日のSS15で総合2番手から3番手に順位を落としたロバンペラは、デイ3での再逆転を狙ったもののの、SS17で排水溝の蓋の上を通過した際タイヤにダメージを負い10秒以上タイムを失ってしまう。これによりヌービルとのギャップが拡がり挽回は難しい状況に。

 それでもロバンペラは最後まで攻めの走りを継続し、パワーステージを3番手タイムで走破。この瞬間、オジエのフィニッシュを待つことなくチームのマニュファクチャラーズタイトル獲得が決定した。トヨタにとっては昨年に続き2年連続での戴冠。通算6回目のマニュファクチャラーズタイトル獲得はWRC歴代3位の記録となる。

 また、前戦ラリー・ニュージーランドでロバンペラがドライバーズタイトルを、ハルットゥネンがコドライバーズタイトルを獲得しているため、TGR WRTは今年も3つのタイトルすべて獲得し“トリプルクラウン”を達成している。

カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン

■ラトバラ代表「リラックスして日本でのホームラリーに臨むことができる」

 競技初日にタイヤにダメージを受け大きく遅れたエバンスは、ロバンペラと同じ場所でまたしてもタイヤにダメージを負ってしまった。しかし、彼は順位を下げることなく総合6位でフィニッシュした。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、デイ2からひとつ順位を上げ総合7位でラリー・スペインを走破してみせた。

「チーム、そして3つのチャンピオンシップを獲得した今シーズンの成果をとても誇りに思う」と語るのは、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。

「成功の要因は3つあるが、まず最初に挙げたいのは、カッレ(・ロバンペラ)が最終ステージを走り終えた時に言ったように、我々のチームには才能豊かなスタッフが揃っているということだ」

「そしてふたつめは、全員が情熱と勝利に対する強い欲望を持っていること。最後、そしてもっとも重要なのは、皆が力を合わせて働いていることだ」

「これらの要素がすべて揃えば、おのずと結果はついてくる。セブ(セバスチャン・オジエ)はこの週末、なぜこれまで多くのタイトルを獲得してきたのか、その理由を速さで示した。彼には、他のチャンピオンたちと同じようにプラスアルファの力があり、それによって一線を画してきたんだ」

「カッレも非常に成熟したドライビングを続け、我々は今回もダブルポディウムを獲得することができた。ここスペインで3つめのタイトルを獲得できたのは、素晴らしいことだ」

「これでもう少しリラックスして日本でのホームラリーに臨むことができるし、日本ではまた別のお祝いをできることを期待している」

 その日本ラウンド、今季最終戦『ラリージャパン』は11月10日(木)から13日(日)にかけて、愛知県と岐阜県で開催される。ラリーの中心となるのは、愛知県豊田市の豊田スタジアム。4日間で19本のSSが行われるステージは今戦と同じくターマックだ。そのステージは全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが多いため、非常に精度の高いドライビングが求められる。

エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン
2022年WRC第12戦ラリー・スペイン 表彰式

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