勝田貴元選手、ポディウムフィニッシュおめでとう!

セバスチャン・オジエ、待望の今季初優勝。トヨタがマニュファクチャラー選手権2連覇/WRCスペイン

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 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日デイ3が行われ、初日から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を飾った。この結果、トヨタの2022年WRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まっている。

 スペイン北東部、地中海沿いのリゾート地であるサロウを拠点とするラリー・スペインは、第3戦クロアチア、第9戦ベルギーに続く今季3度目のターマック(舗装路)イベントだ。その特徴にはスムーズな路面と、リズミカルな中速コーナーが続くことなどが挙げられる。なお、以前はターマックとグラベル(未舗装路)によるミックスサーフェスラリーとして行われていたが、2021年からはピュア・ターマックイベントとなっている。

 そんなWRCスペインは雨混じりの空模様で行われた初日に、前戦ニュージーランドでシリーズ史上最年少王者となったカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)と前年大会の覇者であるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が一時トップに立ったが、1日の最後には計3本のステージでベストタイムを記録したオジエが総合首位となった。

 オジエはドライ路面での戦いとなったデイ2でも安定したスピードを発揮してリードを拡大。総合2番手につけるヌービルとの差を20.4秒として最終日に駒を進めている。

 迎えたデイ3。前日と同様に曇り空の下での戦いとなった1日は、サロウの西側エリアで2本のステージを各2回走行するアイテナリーとなり、夜明け前に行われたSS16では母国ラリー参戦のダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)が今大会2度目のステージベストを記録。チームメイトのヌービルが2番手タイムをマークした。

 そのヌービルは続くSS17で最速タイムを記録し、首位オジエとのギャップを14.1秒に縮める。これに対してオジエも反撃をみせ、ミットデイサービス直後のSS18をトップ通過。ステージ2番手となったヌービルから1.7秒の“貯金”を取り戻している。

 勝負が決する最終パワーステージ(SS19)は終盤に雨粒が落ち始めるなか、ヌービルが暫定トップタイムの力走で8冠王者にプレッシャーを掛ける。しかし、最終走者のオジエはそれを上回るタイムでフィニッシュ。最終的にギャップを16.5秒に拡げ“フルポイントマーク”で堂々のラリー1初優勝を果たした。コドライバーのヴェイラスにとっても記念すべきキャリア1勝目となっている。

 これと同時に23ポイントを獲得することで決まるトヨタのマニュファクチャラーズタイトル獲得条件が達成され、TOYOTA GAZOO Racing WRTが最終戦『ラリージャパン』を前に選手権連覇を確定させた。

 今戦の3位は新ドライバーチャンピオンのロバンペラ。彼はSS17で左フロントタイヤをパンクさせたことでオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)に迫られたが、最後までポジションを守りポディウムフィニッシュを決めた。

 総合4位はタナク、5位には“地元のヒーロー”ソルドが入り、初日のパンクで遅れたエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が6位となった。エバンスと同じくデイ1でタイヤトラブルに見舞われた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7位入賞となっている。

 Mスポーツ勢はさらに後方に並ぶ格好となり、総合8位のアドリアン・フルモーからクレイグ・ブリーン、ピエール-ルイ・ルーベ(いずれもフォード・プーマ・ラリー1)までがトップ10フィニッシュを果たした。今戦をもってWRCコドライバーを引退するポール・ネイグルは総合9位でのフィニッシュに。ブリーン/ネイグル組は、総合7番手で迎えたSS17でのパンクとアクシデントによって順位をふたつ下げてしまった。WRC2クラスではテーム・スニネン(フォード・プーマ・ラリー2)がクラス優勝を飾っている。

ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン
総合7位でフィニッシュした勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン
クレイグ・ブリーン/ポール・ネイグル組(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン
ダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第12戦ラリー・スペイン

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