【今季のWRCイベント紹介①】カレンダー唯一のスノーラリーは200km/hに迫る高速ラリー

WRC
2022 FIA World Rally Championship / Round 02 / Rally Sweden 2022 / 24-27 February 2022 // Worldwide Copyright: Toyota Gazoo Racing WRT

雪を求めて北部のウメオへホストタウンを変更

2022年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)は、最終戦のラリージャパンを含めて、全13戦を予定。雪と氷のモンテカルロ、アフリカの大地を駆け抜けるサファリ、無数のジャンプスポットを200km/h以上で駆け抜けるフィンランドなど、世界中の公道を舞台に熱戦が繰り広げられます。今回は先週末(2月24~27日)に開催された、ラリースウェーデンを紹介しましょう。

WRC時代以前を含め69回の開催を数えるスウェーデンは、今年のカレンダーではラリーモンテカルロ、ラリーフィンランドに次ぐ、WRC屈指のクラシックイベント。WRC唯一のスノーラリーとして高い人気を誇りますが、2021年は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受けて、開催が断念されました。代わりに隣国フィンランドを舞台とするアークティック・ラリー・フィンランドが行われています。

例年は2月中旬の開催がおなじみですが、2022年はスウェーデン国民にとって必見の冬季オリンピックの開催とのバッティングを避けるため、2月中旬(2月24~27日)へと時期が移されました。

ここ数年のラリースウェーデンは慢性的な雪不足に悩まされていました。中西部エリアのバルムランドで開催された2020年は雪がほとんどない状態で、泥が露出し、スノーラリーとは言えない状況に見舞われています。さらに、大幅なルート短縮も余儀なくされました。それもあり、2022年は十分な雪量と氷点下の良好なウインターコンディションを求めて、開催エリアを北上。スウェーデン北部の学園都市ウメオが初めてホストタウンとなっています。

スウェーデンは雪と氷に覆われた森林地帯のグラベルロードを、スパイクが埋め込まれたスノー専用タイヤを使って走行します。スタッドが硬く引き締められた圧雪路に食い込むことで、スノーバンクに囲まれたコーナーをハイスピードで駆け抜けることが可能になるのです。スノーラリーでありながら、最高速は200km/h近くにもなる、 WRC屈指の高速ラリーとなっています。

そのため、今年のラリーをフィンランド出身のカッレ・ロバンペラが制したように、歴史的に北欧系のドライバーが強さを見せています。

協力:RALLYPLUS.NET 写真:TOYOTA、HYUNDAI

OFFICIAL SNS

フォーラムエイト・ラリージャパン2022公式SNS