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選手権をリードする21歳のロバンペラ。最年少王者候補に立ちはだかるギリシャの難条件【WRC Topic】

WRC
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 トヨタのカッレ・ロバンペラは、来週スタートするWRC世界ラリー選手権第10戦『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』で、史上最年少王者になれるのだろうか?

 今季ここまで9戦5勝と圧倒的な強さと速さを示しているロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)だが、前戦『イープル・ラリー・ベルギー』では初日にクラッシュ。ドライバー選手権のリードは94ポイントから72ポイントに目減りしてしまった。

 それでも、アクロポリスで総合3位以内に入ることができれば、ライバルの獲得ポイント次第では3戦を残してタイトルを決めることができる。しかし、総合4位に終わった場合はパワーステージを制しボーナスの5ポイントを獲得したとしても、選手権2位オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)との差は89ポイント以上にはならないため、アクロポリスでタイトルは決まらない。

 今シーズンのロバンペラには、ミスさえしなければ表彰台を獲得できる速さがある。また、昨年のアクロポリスでは2位に大きな差をつけて優勝した。ただし「今年はそう簡単には行かないだろう。自分にできることをするしかない」と、ロバンペラは慎重な姿勢を崩さない。

 それには理由があり、アクロポリスはグラベルラリーであり、ドライコンディションの場合、路面は滑りやすいグラベルに覆われる。そのため、出走順が早いドライバーにとってはかなり不利な路面コンディションになるが、選手権首位のロバンペラは金曜日を出走順トップで走らなければならない。

 さらに、アクロポリスの金曜日は特殊なステージ構成で、1本のステージを2回走行する“リピート・ステージ”が1回しかない。通常は一日に3本前後のステージを各2回走るため、リピート・ステージでは出走順の不利がかなり緩和される。しかし、アクロポリスの金曜日は6ステージのうち5ステージ、距離にすると108.31kmのうち約83パーセントにあたる90.36kmを、ルーズグラベルに覆われた路面を出走順トップで走らなければならない。

 これはかなり大きなハンデだ。やはり、フルデイ初日の金曜日を出走順トップで戦ったサルディニアでは、総合5位に終わっている。そのことからも、今回もかなり厳しい条件での戦いになることが予想されるが、もし昨年のように金曜日がウエット路面での戦いとなれば、ロバンペラに充分勝機はある。

 ちなみに、週間天気予報によると、ラリーウイークは晴れの日が続きそうだ。ロバンペラとしては、恵みの雨を期待したいところだろう。

今季ここまで9戦5勝の活躍で、WRCドライバー選手権の首位に立っているカッレ・ロバンペラ。2位オット・タナクとの差は72ポイントだ
今季ここまで9戦5勝の活躍で、WRCドライバー選手権の首位に立っているカッレ・ロバンペラ。2位オット・タナクとの差は72ポイントだ
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第8戦ラリー・フィンランド

 

カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第8戦ラリー・フィンランド

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