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WRCイベント紹介:まるでグラベル? 走行ごとに路面状況が悪化するベルギー

WRC

昨年話題のスパ・フランコルシャンはルートに入らず

2022年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)は、最終戦のラリージャパンを含めて、全13戦を予定。雪と氷のモンテカルロ、大観衆で沸き立つポルトガル、マシンブレーカーと恐れられるギリシャのアクロポリスなど、世界中の公道を舞台に熱戦が繰り広げられます。今回は、来週末8月18~21日にかけて開催される第9戦イープル・ラリーベルギーを紹介しましょう。

ターマックラリーとして開催されてきたイープルの初開催は1965年。以来、ヨーロッパ屈指の難ラリーとして、主にヨーロッパ選手権(ERC)として開催を続けてきました。2020年11月には悲願のWRC初開催を目前としていましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより開催を断念。それでも2021年に再びWRCカレンダー入りを果たし、ついに初開催を実現しています。

ベルギーの西フランデレン州の都市イープルを拠点とするラリーは、農道をメインに使用。ナローでジャンクションも多く、さらに走行ごとにイン側のグラベルが掻き出されることから、まるでグラベルラリーのような様相を呈することになります。 昨年は最終日にはベルギーの名門サーキット「スパ・フランコルシャン」にステージを設定したことで話題を呼びました。

2回目のWRC開催となる2022年は、イープルの歴史ある広場「グローテ・マルクト」に雰囲気のあるサービスパークを設置し、3日間にわたって競技が行われます。今年は8月18日木曜日にセレモニアルスタートを行った後、午後にシェイクダウンを実施するという、ユニークなスケジュールが採用されています。

19日から本格的な競技がスタートしますが、残念ながらスパ・フランコルシャンでのステージは断念されました。主催者代表を務めるアラン・ペナスは、その理由を次のように説明しています。

「今年はイープルを拠点としたコンパクトなルートを採用しました。スパまでの長いリエゾンだけでなく、F1グランプリの準備がすでに始まっていることがその理由です。スパでフィニッシュを迎えることは事実上不可能だったのです」

前述のようにイープルではインカットによって、ラリーカーが通過するごとに路面コンディションが悪化することになります。この時期のベルギーは天候も不安定なため、雨が降ると「まるで地獄のように滑る」とドライバーがこぼすようなコンディションにもなります。さらに、ステージ脇には側溝が設けられており、少しでもラインを外れてしまうと、マシンに大きなダメージを負うことになるでしょう。

昨年は地元ベルギー出身のティエリー・ヌービルが、大歓声のなかでうれしい優勝を手にしました。基本的にターマックラリーは出走順の有利・不利が少ないのですが、ことイープルにおいては、コンディション次第で大きく戦況が変わる可能性があります。

協力:RALLYPLUS.NET 写真:M-SPORT、HYUNDAI

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