10/1(土)・2(日)、ラリージャパン「1ヶ月前イベント」を愛知県庁前で開催!

WRC第5戦サルディニア、出走順やトラブルに苦しめられた勝田貴元は我慢の走りで6位入賞

WRC

ラジエータートラブルにもコ・ドライバーと応急措置で対処

6月2日~5日にかけて、世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア・サルディニアが、イタリアのサルディニア島で開催され、ヒョンデのオィット・タナックがシーズン初勝利を飾りました。トヨタGRヤリス・ラリー1で参戦した勝田貴元は、滑りやすい路面に苦しみながらも6位に入賞しています。

シーズン初のグラベルとなった前戦ポルトガル、勝田は表彰台争いに加わり4位でフィニッシュしていました。2週間のインターバルを経て挑んだサルディニアは、30℃を超える暑さに見舞われたうえ、路面もかなり荒れており、マシンだけでなくクルーにとっても厳しい一戦となりました。

ドライバー選手権3番手につけてサルディニアを迎えた勝田は、木曜日に行われたSS1に続き、本格的なグラベルでの走行となる金曜日のデイ2も出走順3番手で走行。スタート順の早いドライバーは路面上のグラベル掃除を強いられるため、かなり不利な走行条件ながらも、大きなミスもなく7番手で初日を終えました。

「まったくグリップがなくて、かなり難しかったです。セットアップの面でもグリップしない場所に合わせてきたつもりでしたが、それでも十分とは言えませんでした。なかなかタフな週末ですし、暑さも含めてしっかりとマネージメントできるよう、そしてクルマを労るところは労って、プッシュできるところはプッシュしていきたいです」と、勝田はこの日を振り返りました。

土曜日のデイ3、勝田は着実にペースを上げていたものの、SS11でバンパー、SS14でラジエーターを破損。土曜日は日中のサービスが設定されていなかったため、勝田とコ・ドライバーのアーロン・ジョンストンは自力でマシンに応急処置を施したうえで競技を続けました。

これ以上ダメージが深刻になることを避けるため、勝田はペースを落とし注意深く走行。タイムを落とすことになったものの、5番手につけていたMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーがリタイアを決めたため、勝田は6番手と前日からひとつ順位を上げることに成功しました。

「今日は暑さが気にならないくらい疲れましたね(笑)。SS11で壊してしまったバンパーの破片が、ラジエターにダメージを与えてしまったのです。2個穴があったのですが、アーロンと一緒に直すことができたので、なんとかラリーを続けることができました。ただ、バンパーがそんな状態だったので、普段は問題ない岩でもダメージを受けてしまう可能性があります。それだけは避けようと、かなりペースを落としながら走りました」と勝田はこの日の状況を語りました。

ラリー最終日、勝田は最終のパワーステージ(SS21)に照準を合わせての走行となりました。パワーステージでは5番手タイムを記録し、ボーナスポイント1点を追加で獲得。総合6位に入り、開幕戦から5戦連続でポイント圏内でのフィニッシュを果たしました。ドライバーズランキングでは、5番手につけています。

「今回は『本当に我慢が必要』と思わされるラリーでした。クルマの限界を超えてしまっては本末転倒ですし、自分に何ができるのかを考えると、とにかく我慢が要求されるラリーだったと思います。(厳しい出走順のなか)僕自身としてはドライビング面で、もう少しカバーできるようにしていかなければなりません。いろいろな意味で勉強になりました」

「土曜日のトラブルのような難しい事態が起きた時に、アーロンはすごく落ち着いていて、何をすべきかを先に読んで動いてくれました。僕にとって、それが大きな支えになりましたね。ふたりで協力して取り組むという面でもケアしてくれますし、アーロンに対するリスペクトが今回のラリーを経てより大きくなったと感じています」と、勝田は最後に相棒のジョンストンへの感謝を語っています。

協力:RALLYPLUS.NET 写真:TOYOTA

OFFICIAL SNS

フォーラムエイト・ラリージャパン2022公式SNS