WRCイベント紹介:地中海の美しい島サルディニアは、30℃を超える過酷なグラベルラリー

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ライン上の砂利掃除を強いられる先頭スタート

2022年シーズンの世界ラリー選手権(WRC)は、最終戦のラリージャパンを含めて、全13戦を予定。雪と氷のモンテカルロ、アフリカの大地を駆け抜けるサファリ、無数のジャンプスポットを200km/h近いスピードで駆け抜けるフィンランドなど、世界中の公道を舞台に熱戦が繰り広げられます。今回は、来週末6月2~5日にかけて開催されるラリーイタリア・サルディニアを紹介しましょう。

先週末のラリーポルトガルに続くグラベル連戦第2ラウンドは、地中海に浮かぶ風光明媚なリゾート地、サルディニア島が舞台となります。伝統の人気イベントだったサンレモに代わり、2004年からイタリアにおけるWRCはサルディニアで行われることになりました。以降、2022年で19回目の開催を数えています。

昨年は開催当初のオルビアをホストタウンとしていましたが、今年は2020年までのアルゲーロに拠点を戻すことになりました。絵のように美しい海沿いの街アルゲーロに置かれたサービスパーク周辺には、華やかなレストランやカフェ、ジェラテリアが並び、WRC屈指の人気を誇るラリーとなっています。

今回、木曜夜にはオルビア近郊で舗装路と未舗装路を組み合わせたオープニングステージを計画。このショートSSは2020年に導入を計画していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により実施を断念していたステージです。

6月のサルディニアは最高気温が30℃を超え、WRCで最も暑いコンディションでの開催となります。パワーユニットやタイヤへの影響はもちろん、車内で高温にさらされるドライバーやコ・ドライバーの暑さ対策も、勝利に欠かせない要素となります。

ステージはナローで高速、固い地盤の路面上には柔らかい砂が積み重なっています。走行後のダスト浮遊時間が長いだけでなく、草むらに覆われた路肩には硬い岩が隠れていることも。走行順の早いドライバーは、ライン上に堆積した砂の掃除役を強いられることになります。また、岩によるパンクの危険性も高く、非常に難易度の高い一戦だと言えるでしょう。

前戦ポルトガルは、初日先頭スタートが不利なグラベルラリーでありながら、トヨタのカッレ・ロバンペラが勝利しました。よりスタート順の影響が大きいサルディニアでもポイントリーダーのロバンペラが先頭スタートとなりますが、初日にどれだけタイムロスを抑えることができるのか、その走りに注目が集まっています。

ちなみに、セレモニアルフィニッシュの表彰後、優勝チームのクルーが地中海へとダイブすることが、サルディニアの恒例行事となっています。

協力:RALLYPLUS.NET 写真:TOYOTA、M-SPORT

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