勝田貴元選手、ポディウムフィニッシュおめでとう!

FORUM8 Rally Japan 2022 – Day 4 ヌービルと勝田が歓喜、エバンスは絶望の結果に

WRC

※ヌービルがラリージャパンを逆転制覇
※エバンス、0.6秒差まで迫るもパンクで優勝争いから脱落
※日本のエース勝田が3位表彰台を獲得
※リンドホルム/ハマライネン組がWRC2のチャンピオンに。WRCマスターズカップはミーレが優勝

 勝利と絶望の1日──ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組がフォーラムエイト・ラリージャパンの勝者となった。

 Hyundai Shell Mobis World Rally Teamのふたりは、TOYOTA GAZOO RacingWRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティンに4秒差をつけて日曜日の5つのステージに臨んだ。

 しかしその4秒の貯金は、あっという間に消えてしまう。エバンスが7.52kmのSS15 Asahi Kougenで、ヌービルより3.4秒速い最速タイムを叩き出したのだ。これで両者の差は、一気に0.6秒差まで縮まった。

 「(この結果には)驚いていないよ」とヌービルは走行後コメントした。「リアに2本のソフトを履いているので、これからのステージでタイムを失うことは分かっていたからね。でも雨が降ればウェットタイヤでもっと速く走れるはずだ。チームの情報を信頼しているし、それによればかなりの雨になるようだ」

 だがSS16でも雨は降らなかった。しかしエバンスは左リアのパンクに見舞われ、交換のためのストップを余儀なくされた。

 「右コーナーで少しワイドになったかもしれない。ノート自体は正しかった。でもマシンを減速させるのに、十分に早いタイミングのノートじゃなかった。どうしようもなかったよ」

 トップから0.6秒差で2位につけたのも束の間、エバンスは首位ヌービルから1分47秒3差の4位に後退した。

 セバスチャン・オジエに2.6秒差をつけてステージ勝者となったヌービルは、「難しいステージで、十分なパフォーマンスができたか自信がなかった」と語った。「エルフィンは残念だった。でも正直、ホッとしている。彼との戦いはとても楽しかった。これで決まりだとは思うけど、まだ気は抜けないね」

 勝利を確信したヌービルは最後の3ステージをより慎重に走り、雨に見舞われたSS19 Wolf Power Stageで1分11秒1のアドバンテージを得てフィニッシュした。

 「最高の気分だよ」と、ヌービル。「楽な週末ではなかったし、もちろん楽な一年でもなかった。でも勝利で終われたこと、そして週末を通じて速さを見せられたことは、シーズンを締めくくるのに最高の方法だった。気象予報士たちも素晴らしい仕事をしてくれた。彼らに感謝し、みんなに感謝したい」

 一方、敗れたエバンスはこうコメントした。「もちろん悔しいよ。タフなシーズンだったし、ここでは十分に勝てるチャンスがあった。全力を尽くしたんだ。チームのために、彼らの母国ラウンドで結果を残すことができなかったのは本当に残念だ。状況を見れば優勝は無理だったかもしれない。でも本当に残念だよ」

 オィット・タナックが2位に入り、ヒョンデは1-2フィニッシュ。タナックはトヨタのカッレ・ロバンペラに次ぐランキング2位を確保した。

 そして29歳の勝田貴元は3位入賞、日本人ドライバーとして初めて母国表彰台を獲得した。「チームと、ステージやロードセクションで応援してくれた方々に感謝します。残念ながらチームメイトは多くの問題に見舞われ、言葉もありません。とても厄介な天候でしたが、でも表彰台にたどり着けました」

 ヴァンサン・ランデと初めて組んだオジェは、最終ステージひとつ前でエバンスを抜いて4位となった。M-Sport Ford World Rally Teamは、クレイグ・ブリーン/ジェームス・フルトン組がWolf Power Stageで優勝、その前のSS18でも最速タイムを記録
している。

 「フルウェットでよかったよ。とにかく難しいステージで、60%で走っていたんだ」と、SS18の勝利後にブリーンは語った。

 金曜日のSS4でクラッシュし、上位入賞争いから脱落したブリーン。この日のWolf Power Stageの成功も、彼の気分を晴らすまでにはいかなかったようだ。「ずっと大変な週末だった。チームには申し訳なく思っているよ。僕たちはもっといい結果を出せるはずだったけど、そうはならなかった」

 WRC2で優勝を果たしたのはグレゴワール・ミュンスター。そしてエミール・リンドホルムが、WRC2タイトルを初めて獲得した。若きフィンランド人と女性コ・ドライバーのレータ・ハマライネンにとって、素晴らしい結果となった。

 「トラブルや困難な時期もあったが、応援し続けてくれた人々に感謝している」とリンドホルム。「今それがようやく報われて、本当に感謝しかない。チャンピオンを実感するまでには、しばらく時間がかかるかもしれないね」

 WRC2の2位はテーム・スニネン。リンドホルムと元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンを上回った。コバライネンは世界選手権デビュー戦で、いきなり総合トップ10入りを果たした。サミ・パヤリ、そして大幅に遅れたロバンペラがこれに続いた。

 イタリアのベテラン、マウロ・ミーレは、路面コンディションがややドライになったWolf Power Stageで奇跡的な2番手タイムを叩き出し、WRC2マスターズの栄冠を手に入れた。

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