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【WRCラリー1マシン解説④】抜群の完成度と重量バランスを持つ、フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

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Mスポーツ・フォードは、コンパクトSUVのプーマがベースとなっています。スケーリングを行ったうえで、スペースフレームのシャーシにボディパネルを装着。フィエスタWRCと比べると全長は長いものの、全高は市販モデルのプーマよりコンパクトでSUVとは思えないスポーティなスタイリングです。

エンジンはフィエスタWRCに搭載されていた1.6L直噴4気筒ターボがフロントに搭載されており、ハイブリッドユニットをリヤセクションに搭載。もともとMスポーツ・フォードはフォーカスWRCの時代から前後の車両バランスに拘ってマシン開発を行ってきたチームで、プーマ・ハイブリッドRally1に関してもスペアタイヤをハイブリッドシステムの上に搭載するなど、慣性マスの集中化が追求されています。

スペアタイヤの搭載位置の影響を受けている可能性もあり、リヤバンパーに設けられたハイブリッドシステムの冷却用ダクトは中央の1カ所のみで、電動ファンも1基だけをマウントしています。ヒュンダイと同様にリヤのサイドガラスの下部に小型のインテークがレイアウトされています。

そのほか、リヤウイングの形状が特徴的で、両サイドに小型のウイングレットを採用しています。さらにリヤフェンダーをサイドシルと一体となるようにデザインするなど、細部まで空力性能が追求されている模様です。

同マシンの開発責任者はテクニカルディレクターのクリス・ウイリアムズで、2020年3月に開発がスタートしています。さらに2021年3月にフィエスタの外装を持つプロトタイプカーがテストを開始するなど、プーマ・ハイブリッドRally1はいち早く開発が進められてきました。その結果、信頼性は高く、ドライバーからの評価も高い。事実、開幕戦のモンテカルロでは、セバスチャン・ローブが自身80勝目を獲得しています。

ハイブリッド・システムの冷却用ファンが1基ということから、夏場のクーリングが心配な要素と指摘されていますが、抜群の完成度と重量バランスを持つだけに、同モデルを投入するMスポーツ・フォード勢が2022年のリザルトを左右すると思われます。

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