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【WRCラリー1マシン解説③】独自のアプローチで開発されたマシン、ヒュンダイi20 N ラリー1

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ヒュンダイのRally1規定モデルは、チューブラーフレーム構造のシャーシにi20 Nのボディパネルを装着しています。

基礎開発は2020年の秋に開始され、2021年5月に最初のテストが行われるなど、ライバルマシンよりも比較的に遅いタイミングとなっているほか、2021年の前半にMスポーツ・フォードでテクニカルディレクターを担当していたクリスチャン・ロリオーがチームに加入したことが影響しています。

開発途中でマシンの仕様変更が加えたことことから、マシンの信頼性に不安を抱える結果となり、開幕戦のモンテカルロではヒュンダイ勢にハイブリッドシステムのトラブルが続出することとなっています。

その一方で、2021年後半にエンジンの開発が凍結される前に最大限のアップデートを行なうなど、エンジンの完成度は高く、さらにリヤサイドのガラスの後端部にレイアウトされたインテークの形状から、ドラッグの低減を追求したことが窺えます。

加えて2022年は空力デバイスに制限が課せられたことから、少しでもダウンフォースの拡大を果たすべく、リアウイングの下部のエレメントを反らした形状にするなど細部の空力性能の熟成に余念がありません。

リヤバンパーに2箇所のアウトレットを設けるなど、ハイブリッドシステムを冷却するための導風路が設けられているが、ライバル車両とは異なり、ラジエータおよび電動ファンが見えないことから、特殊なレイアウトでマウントしている模様です。

さらに足回りに関しても個性的なレイアウトとなっており、前後のダンパーを斜めにオフセットマウントしています。フロントを後傾、リヤを前傾にするなど特徴的な取り回しとなっています。以前はサスペンションストロークを最大限に確保すべく、このような斜めマウントが主流となっていたが、車両規定によりサスペンションストロークは短く設定されていることから、また別の狙いがあると思われます。

いずれにしましても、ヒュンダイi20 N Rally1は独自のアプローチで開発されたマシンとなっており、熟成が進めばとトップ争いを左右する一台となるでしょう。

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