勝田貴元選手、ポディウムフィニッシュおめでとう!

GRヤリス・ラリー2コンセプト、ラリージャパン岡崎SSで世界初披露「まずはWRC2をしっかり盛り上げる」豊田章男トヨタ社長

関連記事
as-web.jp

 12年ぶりの開催となるFIA世界ラリー選手権第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン2022の競技3日目、愛知県岡崎市、岡崎城前の岡崎公園で開催されたSS13、SS14の直前、モリゾウ(MORIZO)ことトヨタの豊田章男社長が登場。SS岡崎を訪れた5000人の観衆の前で、現在開発に注力している水素エンジンのパフォーマンスをアピールするとともに、先日発表されたばかりのGRヤリス・ラリー2コンセプトを初披露した。

 15時36分からスタート予定のSS13の直前に、スペシャルデモランとしてユハ・カンクネンがGRヤリスラリー2をドライブ、そしてトミ・マキネンがステアリングを握った水素エンジンのGRヤリスH2コンセプトがデモランを行った後、豊田章男社長がカンクネン、マキネンを迎える形でサプライズ登場。ふたりと笑顔で言葉を交わし、メディアの撮影に応えた。

 デモランの終了後、メディアのカコミ取材に対応した豊田章男社長。3日目を迎えたラリージャパンについて「ラリー会場としての日本での盛り上がりを考えるとすごいと思いますけど、(世界のなかの)WRCの会場としてはまた盛り上がりの仕方に規制がある。本来、WRCというのは陸海空じゃないけど、空からも地上からも、リエゾンの周りとか、SSのなかの道路の両側とか、そういう景色とか、WRCレベルでの盛り上がりで考えると、まだまだ低いと思います。ただ、ここで世界との差がわかったわけです。この今回の日本での盛り上がりを機に、やはり今後も継続できるよう多くの関係者が努力を惜しまないことが大事だと思います」とコメント。

 そして、デモランを行ったGRヤリス・ラリー2コンセプトについても言及した。

「WRCは私の知っている限り1,2、3、4のカテゴリーがあります。WRCのラリー1は基本、ワークス(自動車メーカーが完全サポートを行う体制)です。だけど、このラリー競技が多くの人に広がるには、WRC2以下のプライベーター(自動車メーカーに頼らないで参戦するチーム)にFIAのルールに則って安全でしっかり走る、お手頃に手に入るクルマが大事なんですね。ラリー2車両は、そのWRC2カテゴリーにクルマを供給できるということになりますね」と豊田章男社長。

2022年WRCラリージャパン 3日目岡崎SS
トミ・マキネンがGRヤリス・ラリー2のデモランを担当し、走り出しから土煙を挙げて観客を盛り上げた

「そしてラリーの場合、クルマだけではなく、それを操る人との共同作業になります。かつて(勝田)貴元選手がそうであったように、育成プログラム(WRCチャレンジプログラム)のなかで今も3名いますけど、彼らはWRC2以下のカテゴリーに参戦するにあたって、トヨタのクルマがない状態になります。フォードやシトロエンに乗らせてもらったりということでやっていますけど、今度は育成の3名があのラリー2のクルマでトレーニングして、いつかはWRC1のラリー1に乗ってもらいたい。今、WRC1は数が限られていますが、まずはWRC2をしっかり盛り上げる。WRC2の方が参加するマニュファクチャラーも多いですし、参加するハードルも低いですし。そういう進め方をする一歩になると期待しています」と続ける。

 GRヤリス・ラリー2コンセプトは、11月4日にリリースで発表されたばかりで、今回のデモランが世界初のお披露目となる新型車両。ラリー2の名前のとおり、ラリー2規定車両として開発されたコンセプト車両であることは明白だ。

 ラリー2規定車は、WRC2クラスやERCヨーロッパ・ラリー選手権などで使用されており、シュコダやシトロエン、Mスポーツ・フォード、ヒョンデなどがカスタマー向けモデルを販売し、顧客サポートを実施している。トヨタはWRCではこれまでトップカテゴリーのラリー1にのみコミットしていたが、今後カスタマーモータースポーツにも本格的に取り組んでいくことが改めて明らかになった。

トヨタ、GRとしてはこれまでカスタマー向けのレーシング車両としてレクサスRC F GT3、GR Supra GT4を開発、販売してきており、このGRヤリスRally2は3台目となる。今回はあくまでデモランに向けたコンセプトカーとのことで販売時期や価格などは未定とのこと。車両の主要諸元などの詳細とともに、今後の発表を待ちたい。

2022年WRCラリージャパン 3日目岡崎SS

まだコンセプトカーとのことで、今後もアップデートが見込まれるGRヤリス・ラリー2コンセプト
2022年WRCラリージャパン 3日目岡崎SS

GRヤリス・ラリー2でデモランで乗り終わったトミ・マキネンと握手する豊田章男社長
2022年WRCラリージャパン 3日目岡崎SS

ラリージャパン3日目の岡崎SSでデモランを行ったユハ・カンクネン、トミ・マキネンと記念撮影に応える豊田章男社長

RALLY JAPAN PRESS

東京オートサロン2022号

新世代WRC 愛知・岐阜で目撃せよ

2022年世界ラリー選手権カレンダー
フォーラムエイト・ラリージャパン2022の見所にフォーカス

詳細はこちら

OFFICIAL SNS

フォーラムエイト・ラリージャパン2022公式SNS