TOKYOオートサロン2022にブース出展したフォーラムエイト ラリージャパン2022。ブースに展示された車両の中で一際目立つ車両があった。車体サイドにはシャークマウスを奢り、超生命体飲料であるライフガードの迷彩フレイムスがボディ全体を包む、どっからどう見ても目立ちゃう凄技ペイントが施されている。それがライフガードGRヤリス。
2021年度のライフガードパッケージをモチーフにされたライフガード GRヤリスのペイントはレインボーフレーク×キャンディペイントという塗装方法で、何層にも塗り重ねられたとても手のかかったペイントで、その制作期間はなんと8ヶ月というから驚きだ。ちなみにレインボーフレークとは虹色に反射する様々なサイズのラメ粉末のこと。そしてキャンディペイントとは色のついたクリア塗装を何層も塗り重ねるというカーカスタムの世界では伝統的な手法。つまりクリア塗料の中にラメ粉末を混ぜ込み何層も時間をかけて塗り重ねていくというペイントなのです。
それではそんな凄技のペイント工程をチェックしていきましょう!
①車体全体をシルバーで全塗装し、その上にクリアに混ぜたレインボーフレークを吹き付け、シルバー塗装の上にベースとなるフレークの混ざったクリアの下地を作る。
①下地塗装が終わったボディ全体にマスキングテープを貼っていく。
②マスキングの上に、MAKOTO氏(※1)がライフガードのロゴやフレイムス、迷彩柄など全てのデザインを下書きする。
③下書きを元に同色にしたい部分のマスキングテープをカッターで切り抜き、キャンディカラーで1色ずつペイントしていく。
④色を変更する場合は塗装済み箇所を再度マスキングし、別色部分を切り抜いてペイントを行うという作業を何度も繰り返し、全体を塗装していく。
⑤全体塗装後、ペイントの段差が無くなるまでクリアコートを重ねる。
※クリアコートは全工程で10回もの重ね塗りを施している
①フレイムス(炎柄・ファイヤーパターン)のアウトラインやボンネット上のピンストライプのウサダー(※2)、車体背面のウサダー・チェリオロゴ等の細部デザインをペイントし、全体デザインの最終チェックを実施。
① デザインやペイントのチェックをした後、最終のクリアをたっぷりと吹き付けて塗装は終了。ホイール交換、ナンバーフレームの取り付けなどの作業を行って完成。ホイーセンターキャップに施されたチェリオロゴもステッカーではなく、当然ペイントで施されている。
こうしたペイント工程を経て、この超ハイクオリティでド派手なライフガード GRヤリスが誕生しました。これからも様々なラリー関連シーンで見ることができるハズなので、こちらのペイントにも注目して観察したり、写真にとったりしてみるのも面白いと思います。こんな車両を作ったフォーラムエイト ラリージャパン2022のオフィシャルパートナー、ライフガードの動きにもますます注目です!
ライフガードのSNSで最新情報をチェック!!
Facebook https://www.facebook.com/lifeguardusadar/
Instaglam https://www.instagram.com/lifeguardusadar
Twitter https://twitter.com/lifeguardusadar
※1
ペイントワークを担当した
M&K CUSTOM SIGNS MAKOTO
Profile
愛知県岡崎市にて1996年よりM&K CUSTOM SIGNSとしてスタジオ設立。HOT ROD、CUSTOM CAR、CHOPPERなどの車体へのピンストライプを中心に、商品パッケージ、アパレル、ショップ看板等様々な物のデザインを担当。その他にもオリジナルアートワークの制作、国内外でのアートショー、カーショー等に多数参加。
※2
ライフガード キャラクター