1月14日〜16日に千葉県・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2022」(主催:オートサロン実行委員会)では、ラリージャパン事務局が「フォーラムエイト・ラリージャパン2022」ブースを出展しました。そのなかでも特に人気を集めた展示のひとつが、ブース中央に展示された往年のWRC参戦車両の5台でした。
TOYOTA GAZOO RacingのWRC2021年シーズン三冠(ドライバーズタイトル、コ・ドライバーズタイトル、コンストラクターズタイトル)獲得を祝して展示したヤリスWRCの2019(レプリカ)を中心に、輝かしい日本のWRCのヒストリーを思い出させてくれる車両ラインアップとなりました。
そんな展示車両の一台「トヨタ セリカターボ4WD」は、往年のラリーファンには「ST185」と呼んだほうがなじみが深いのではないでしょうか。5代目トヨタ・セリカをベースに開発された競技車両で、ST165に代わり1992年から実戦に投入されました。1992年にはカルロス・サインツが2度目のドライバーズ・チャンピオンを獲得。1993年~1994年には合計12勝を挙げ、ドライバーズ・チャンピオン(ユハ・カンクネン)&マニュファクチャラー・チャンピオンの2冠を獲得しています。展示された車両は、ユハ・カンクネンのドライブにより1993年オーストラリアラリーで優勝した車両です。
このST185はトヨタ博物館に特別にお貸しいただ所蔵車両です。そのトヨタ博物館の文化館2階企画展示室では、2022年4月17日まで企画展「激走!!2.5次元 ヴゥオオーン!! – WRC 日本車挑戦の軌跡」を絶賛開催中です。この企画展では、日産、マツダ、三菱、SUBARU、スズキ、ダイハツ、そしてトヨタの代表的なWRC参戦車両をマンガ仕立ての2.5次元イメージの空間で臨場感たっぷりに紹介されています。クルマ好き、ラリー好きの皆様にはぜひご訪問いただき、日本のラリー史に触れていただきたいと思います。
<展示車両>
ダットサン 240Z(1973)/三菱 コルトランサー (1974)/マツダ RX-7(1979)/ダイハツ シャレード(1982)/日産 バイオレット (1982)/トヨタ セリカ ツインカムターボ (1985)/トヨタ セリカ GT-Four (1990)/SUBARU レガシィ(1993)/SUBARU インプレッサ(1996)/トヨタ カローラ WR-Car (1997)/三菱 ランサーエボリューション(2001)/スズキ SX4(2008)
<トヨタ博物館概要>
■住所・・・〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100
■会館時間・・・9:30~17:00 (入館受付は16:30まで)
■休館日・・・月曜日(祝日の場合は翌日)12/24(金)~1/3(月)
■料金・・・大人1,200円 シルバー(65才以上)700円/中高生600円 小学生400円
※急遽変更になる場合がありますのでHPをご確認ください
※(消費税込み)団体割引あり ※小学生無料期間:1/4~10、3/19~4/10
※詳細はトヨタ博物館のHPまで。 https://toyota-automobile-museum.jp/
順位 | ドライバー | コンストラクター | ポイント |
1 | ユハ・カンクネン(フィンランド) | トヨタ | 135 |
2 | フランソワ・デルクール(フランス) | フォード | 112 |
3 | ディディエ・オリオール(フランス) | トヨタ | 92 |
4 | ミキ・ビアシオン(イタリア) | フォード | 76 |
5 | コリン・マクレー(イギリス) | スバル | 50 |
6 | カルロス・サインツ(スペイン) | ランチア | 50 |
7 | ケネス・エリクソン(スウェーデン) | 三菱 | 41 |
8 | アリ・バタネン(フィンランド) | スバル | 38 |
9 | グスタボ・トレレス(ウルグアイ) | ランチア | 28 |
10 | トミ・マキネン(フィンランド) | ランチア | 28 |
順位 | マニファクチャラー | ポイント |
1 | トヨタ | 157 |
2 | フォード | 145 |
3 | スバル | 110 |
4 | ランチア | 92 |
5 | 三菱 | 86 |
(資料提供:トヨタ博物館)