今季は国際ラリーと全日本ラリー選手権数戦に出場を検討
2020年シーズンの全日本ラリー選手権王者である新井大輝選手が、メキシコとオーストラリアで開催される国際ラリーへの出場予定であることを明らかにしました。新井選手は、4月1~3日にかけてメキシコのレオンを拠点に開催される「ラリー・オブ・ネイションズ・グアナファト(Rally of Nations Guanajuato 2022)」から2022年シーズンをスタートします。
FIA地域選手権のひとつであるNACAM(北中米)ラリー選手権の一戦となる、ラリー・オブ・ネイションズ・グアナファトは、WRCラリーメキシコでも使用していたSSを多く盛り込み、16SS・SS総走行距離229.63kmを走行。
メキシコは、2023年のWRCカレンダー復帰を目指しており、そのプロモーションも兼ねて、新井選手以外にもアドリアン・フルモー選手、ダニ・ソルド選手、マッズ・オストベルグ選手、マシュー・ウィルソン選手、ハリ・ロバンペラ選手、ディディエ・オリオール選手といった、WRCで活躍中の若手からレジェンドドライバーまで、華やかなエントリーを集めています。
今回、新井選手はスバルWRX STIで参戦。現時点では今回のメキシコに加えて、オーストラリアで開催されるラリーアデレードへのエントリーも決まっています。さらに、全日本ラリー選手権にもスポットで参戦を計画しているとのこと。
「今回のメキシコとオーストラリア、そして自分の準備次第ですが、全日本ラリーにもスポットで参戦したいと思っています。今回のグアナファトは、主催者に招待されて現地に行くかたちですね」と、新井選手。
「エントリーを見ても“ラリーの運動会”のようで、大々的なプロモーションイベントですが、コースはWRCメキシコとほぼ同じです。僕はスバルの車両で出場しますが、ラリー2マシンなども出る予定ですし、色々と勉強させてもらいながら、今後の参戦につなげられればと思っています」
協力:RALLYPLUS.NET 写真:Naoki Kobayashi、HYUNDAI