足助神社は、足助八幡宮の東隣にあり、元弘の乱(1331)に、南朝・後醍醐天皇を守り、笠置山(京都府)で奮戦した足助次郎重範公(あすけじろうしげのり)を称える祭りが「足助春まつり」。かつては、重範公の命日にちなんで5月3日に行われていたが、最近は桜の咲く季節の4月の第2日曜日とその前日に執り行われている。お祭りは、足助地区中心部にある7つの町(親王町・田町・本町・新町・西町・宮町・松栄町)が花車を出し、町内を曳き回す。この花車は、桜・藤などで美しく飾られており、10代までの女の子が囃子方の笛に合わせて太鼓を叩き、歌を歌う。そして、若連と呼ばれる20代中心の男衆が花車の梶を取り、足助の町並みを練り歩く。男性的で勇壮な秋祭りに対し、春まつりは華やかな女の子の祭りと言われている。
◆試楽:9日(土)
午前中に花車を組み、14:00から各町の範囲内で引き廻す。
17:00頃終了予定(町によって終了時間が異なる)
◆本楽:10日(日)
6:30頃に一番西の町(松栄町)がスタート。順に、宮町・西町・新町・本町・田町・親王町が動き出し、豊田森林組合(豊田市足助町横枕)まで進行、折り返して足助神社へと向かう。
8:40、豊田森林組合を出発した花車は11:00までに香嵐渓前・西町入口付近に一時集結。
11:00、勢いよく回り国道を進行し、宮町・松栄町方面へ。足助病院前を通り、松栄町で折り返して足助神社へ宮入。
12:00~13:00頃、足助神社にて町内ごとにお囃子を奉納。
その後、休憩を取り、16:00頃に花車が停車している足助支所前から再スタートし、各町へと帰っていく。17:00頃終了予定。
豊田市足助観光協会:0565-62-1272(木曜定休)
足助八幡宮:0565-62-0516